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【2】人に見られるということ

どーも、あやめです。
今日は…昨日の三浦春馬さんの事があったんでこういうタイトルで書いてみようと思いました。まぁ、街角アンケートなんかをひたすら見ていると「言葉が出てこない」とか「信じられない」とか「好きな俳優さんでした」みたいなことしかやっぱり出てこないんですよね。結局のところ、世の中の人たちっていうのはそれぐらいの思考力でしか生きていないってことなんだと再認識しました。悲しいですよね。

自殺っていう言葉にだけフォーカスが向いていて、さも心が病んでいたんだろうなとかSNSで誹謗中傷されていたのが原因だとか想像の話ばっかりが盛り上がってますし、きっとこのままフェードアウトしていきますよね。木村花さんの事だって、あぁそういえばそんな事もあったよね程度しかもう記憶にはないんだと思います。それくらい皆さんは「他人」に対して興味がない、もしくは考える力が稚拙であるということなんですよ。

芸能人はもちろんプロアスリートもそうですけど「人に見られる」という状態が常である人達ってみんな同じ土俵に立って生きているんですよね。だから誹謗中傷なんて当たり前のように受けるし、自分のこと好きでいてくれる人よりも嫌いでいてくれている人たちのほうが多いわけで、まぁ、気の休まる瞬間なんてないというのが現状なわけですよ。

でもこれって、皆さんも一緒だと思うんですね。だって街を歩けば何百人と1日の内にすれ違って無意識に見られているわけで、陰口叩かれているわけで、毎日好きな人嫌いな人が増えているんですよ。それがたまたま知名度があるかないかの違いであると。だからSNSでの誹謗中傷なんて地球レベルで見れば世の中に何人被害者と加害者がいるかなんて想像もつかないじゃないですか。

都内に住んでいる30代の男性が自宅のクローゼットの中で首を吊った状態で発見されました。
これが三浦さんの実情ですよね。「三浦春馬」っていう名前だけが先走りするからネットは取り上げ、メディアはこぞって関係者に「どう思いますか?」ととりとめもないアンケートを取り、この自殺っていう出来事が起きた【原因】には全く触れない訳ですよ。

だってメディアとかネットが原因で人が死んでるんですよね。
そこにはなんの追求もない。
これじゃ何も変わらんですよ。
どんどん危ない世の中になってきているという事には全く警鐘を鳴らさずにまた時間ばかりが過ぎていく。
Twitter、Instagram、Facebook、色んな殺人兵器があるわけですよね?使用方法なんてとっくに間違ってるんですよ。そもそもそんなもんなくても生活できますよね?バーチャルリアリティに何を求めて生きているのだろうかと僕は思ってしまいます。

僕はSNSは使わないんです。使った事はあります。でも2日目くらいにはアンインストールしてましたね。だってあんなつまらんものないですよ。芸能人の私生活見て、普段見れない姿を見て、あなたの人生に何のスパイスがありますか?遠く離れた友人と繋がるためのツールですよなんて、以前公演した会場で僕に向かって進言してきた方がいるんですけど、そんなんつながりでも何でもないよと。大切な人ならあって話をすればいいやんと。毎日今日はどこでご飯食べて、どこで遊んで、こんなオススメがあんねんとか伝えてなんのメリットがあるのかと。

結局みんな、人に見られたいっていう気持ちが強いんですよね。
知ってもらいたい、繋がってほしいっていう、感情が全部そういったアプリやらなんやらに注ぎ込まれているんですよ。本当に人にお前の一挙手一投足見てほしいなら、それなりの人間になれば嫌でも見られるよ。「三浦春馬」だって、別に自分の考えをたまにポチッとブログかなんかのアプリでつぶやいたんか知らんけど、別に万人に見てほしくてそこにアップしたわけではなくて惰性で、自分の考えとか世界観を表現してたんだと思います。

でも、そしたら誹謗中傷を食らう。そういうことなんですよ。有名になる、人に見られる、フォロワーが増えるということはそういう反面も常に存在しているんですよ。僕はユーチューブとかオンラインサロンとかでそこそこの「数」は持ってますけど、やっぱりアンチはいるし、キツイことも言われるし、謂れのない事でひたすら叩いてくるやつもいるわけですよ。それに耐えられなくて死を選ぶ。これは立派な犯罪やということはもうこの世の中だからSNSを使って楽しんでる奴らはみんな肝に据えてくださいね。

本当に人に見られる人は「見てくださいね」とか「登録お願いします」とかわざわざ言わないよ。だって、その人見てたら面白いとか、かっこいいとかかわいいとか視覚で依存する理由があるじゃないですか。面白いトークができる人も僕の話面白いから聞いてねなんて言わないですよね。知識が豊富な人は「わからないことあったら何でも聞いてね」なんて言わないですよ。

ちょっと脱線しましたけど、もしあなたが「人に見られる側」に立つのが目標なら、今すぐSNSなんてやめていいと思います。ていうかそんなことしてる暇ないし、会いたい人とはすぐ会うべきやと思うし。それで十分だと思うし、それをやるのがどれだけ大変なのかを身をもって知ると思いますし、挫折すると思います。

じゃあ「見る側」の大多数の人たちはどうするか。見てください。誹謗中傷叩いてください。それが権利です。好き嫌いたくさんネットにばらまいてください。あることないこと噂立ててください。楽しんでください。みんなで笑ってください。
そんなんで「心」が死んでしまうような有名人や著名人は結局「人に見られる」覚悟がないし、「見られているという」皮を被った「見る側」の人間であるという事です。

人の言っていることや行動に喜怒哀楽の感情を持ってしまっている時点で負けです。

その時点で「人に見られる」という資格がないですよ。
ってことを今日は言わせてもらいました。
節度を持って楽しんでくださいね。

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