27歳、年収1000万。
ある青年に出会った。
スラリと長い手脚、天青石の瞳
アッシュの柔らかい髪が揺れる。
話していると
パチリと目が合う。
海の向こうの国では
アイコンタクトを大切にしているようだ。
私も負けじと見つめながら話を進める。
彼は日本語が堪能で、大企業に勤めている。
歳はたった一つしか変わらないのに
年収1000万超えだ。
左手薬指にはゴールドのリング。
完膚なきまでに叩きのめされた。
非の打ち所がないスタイル。
クスリと笑う柔らかい表情。
生活するには十分すぎる年収。
一方でわたしは何?
夢を追いかける(笑)フリーター。
年収は彼の何分の一?
悔しい悔しい悔しい。
彼は1000万円を貰えるほどの価値を
この世に生んでいるんだ。
別に不幸な訳じゃない。
やりたいことをやってる今がすっごく楽しい。
でも同じくらい悔しい!
私だっていつかあなたを超えるくらい
稼いでみせる。絶対!!!
(夢見る夢子ちゃんだって、笑う?)
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