見出し画像

昭和46年のおしゃれなお好み焼き

昭和46年(1971)はマクドナルドが日本に初上陸。サッポロ一番塩らーめん、カップヌードルが発売されたりと、今では当たり前となった食べ物が登場し始めた年でした。
本誌の特集は雪の夜のホットなお料理です。ホットなホットなスープ、寒い晩の中国料理が紹介されていますが、特集を差し置いて目に止まったのが「おしゃれなお好み焼き」!

お好み焼きの歴史

関西風、広島風など今ではお好み焼きは馴染みのある食べ物だと思います。
日本でお好み焼き、お好み焼き屋の存在が確認できる最古の記録は1931年のものだそうです。東京や大阪でお好み焼き屋が街中で目につくようになりましたが戦争でその存在は一時危うくなります。
そして、1945年戦後の闇市で粉物料理が復活。今までは水に溶いた小麦粉を鉄板で焼いていましたが、キャベツを使用するようになり、今のお好み焼きに近づいて行きました。

おしゃれなお好み焼き

さてさて、魚菜はどんなお好み焼きを紹介してくれるんでしょう・・・
?!

画像1

これは私たちが思い描いていた「お好み焼き」ではない。
みんながそれぞれ自由に焼いたり、トッピングしたりするのが「お好み焼き」!
外国のあの料理も言ってしまえば「お好み焼き」!

クレープシュゼットクレープカスタードはパリのお好み焼き。
ちなみに後の1976年日本初のクレープ屋がオープン。フルーツや生クリームを巻いたスタイルは日本独自のもの。

ボリュウムのあるパンケーキはアメリカのお好み焼き。
なかなか大胆に仕上がっていますね。

ピザパイは伊達男の味・・・
ピザはイタリアのお好み焼き(確かにお好み焼き、と言う表現あっている気がする)

画像2

メキシコふうお好み焼き
これはトルティーヤをイメージされてますね。トルティーヤいっぱい焼いてタコスにしよう!


和ふうお好み焼き
これは現在のお好み焼きの前身と言われている「一銭洋食」っぽい。
大正時代に駄菓子屋で売られていた洋食焼きは小麦粉を水で溶いて鉄板で焼いたもの。
当時はウスターソースを塗ったもの=洋食、
一枚一銭で売られていたから一銭焼きと呼ばれていた。
トッピングに千切りキャベツ、挽肉、こんにゃく、天かすなど店によっていろいろなものが用意されていたようです。広島風お好み焼きっぽいですね。
しかし“手軽でかんたんに作れるホームピザ“と紹介されています。
まあ一銭焼き、よりホームピザと紹介した方がおしゃれな感じはしますねー。

本誌発刊は1971年、前年1970年に大阪万博が開催され、お好み焼きが大阪の名物として地位を確立。「お好み焼き」がホットワードだっただけでは・・・?

暖炉を囲んでの冬の夜のスナックに しゃれたムードを作ります

しゃれたい夜のためのレシピはこちらです。

画像3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?