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フラッシュ・サーフェスがスゲぇ。

私結構、新幹線に乗るんです。不思議なもんで、最初は15分前には駅に着いておかないと落ち着かなかったのに、慣れると5分前で良くなってきますね。10分も前に駅に着いちゃうと、

クッソー!ってなったり。

…と、それは今回の話に関係ないんですが、ホームで待ってると、新幹線がゆっくりと入ってきます。そのとき思ったのが、

ボディ表面の凹凸を滑らかにするために、すごく気を使ってるな!って。

これ、この技術の名前、なんて言うんだっけ?

ほら、あのー、昔のハイソカーでよく言われてたやつやん。

なんやったっけ、なんやったっけ…

そや、"フラッシュサーフェス"やん!

新幹線、

フラッシュサーフェスがスゲぇ。

ってことなんです。
フラッシュサーフェスっていうのは、「CD値」(シーディーち:空気抵抗係数)なんて言葉と共に、自動車の世界では昔よく聞いた言葉で、ボディ表面の継ぎ目とか窓のサッシとかの凹凸を出来るだけ平滑に滑らかにツルッとさせることで、これにより空気抵抗が減ると言われてました。っていうか減るんでしょう。単にツルッとさせるといっても、技術的に非常に難しかったのだと思います。で、

フラッシュサーフェスといえば、初代いすゞピアッツァ

が最初だと思ってたら、調べると実はアウディ100なんだとか。そうでしたっけ? うーん、記憶とは曖昧なものです。

↑いやしかし、ピァッツァってカッコいいクルマですな。フラッシュサーフェスの観点では、どうですか、特にサイドの窓とボディのツライチ感を感じます。じゃ、それまではどうだったのかというと、こんな感じ。↓

同じいすゞの117クーペ。これもカッコよさに目が行きますが、窓とドアの段差に注目して見ると、ピァッツァとはだいぶん、違います。

いやとにかく、フラッシュサーフェスという言葉の響きとともに、そのツルッとしてシュっとした雰囲気に、

なんか未来的なものを感じたもんです。

高速鉄道に詳しい方からすれば当たり前なんでしょうけど、やはり200km/h以上で巡行するような乗り物には、必須なんでしようね。表面の凹凸をなくすというのは。

新幹線N700系で特にすごいと思ったのは、窓はまあそうなんですけど、車両の連結部の、

この、ムニュッとした素材のこれ。

このパーツ、素材とか形状とか、すごいこだわりを感じるんですよねー。
なんて部品かも知らないんですが。
700系の前の型もこうでしたっけ?
あと、車両を切り離すときどうするんですかね。

リニア新幹線のフラッシュサーフェスもすごいんだろうな。

もう、ツルっツルのツル

なんでしょうね。500km/hですから。

こういうことからすると、実用100km/hそこそこの自動車だと、フラッシュサーフェスは機能的には重要じゃないという理由で、最近聞かなくなったのかなぁ? と思って調べてみると、レクサスLSの説明に出てきました。風切り音を防ぐため、的に。

ま、ある程度のフラッシュサーフェスは当たり前になったということはあるんでしょうけど、より高度なフラッシュサーフェスが、より高級な車に使われてる、という意味で、

フィーチャーされないまでも、フラッシュサーフェスはしっかり生きてる

ということでしょうね。

それでは、またー。

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