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セイコー・5スポーツを個人輸入でお手軽にカスタムする!

機械式時計が大好きなワタクシ、今回ご紹介するのは、出費を押さえつつ、カッコ良く、自分の好みにカスタムできる腕時計!

知っとるわい!という方にはご参考までですが、まず、「機械式時計」というのは簡単に言えば

電池を使っていない時計。

つまり、

バネや、歯車や、ネジなどのカラクリだけ

で、できている時計です。

しかも、

自動巻きといって、腕の動きでおもりが振り子のように振れてゼンマイを巻き上げる機構が付いている時計は、無意識のうちに時計にパワーが貯まっていくので、しくみとしては

半永久機関

とでも呼べるのではないかと思います。
さらに、何年かに1回(も必要ないかもしれませんが)メンテナンスをしていれば、おそらく100年とかのレベルで使えます。ワタシの時計も、30年近く、その間、2回のオーバーホール(分解点検)だけで、ものすごく快調に、正確に時を刻み続けております。

そんな、

着けているだけで100年も動き続ける、小宇宙のような機械

が腕にある、というだけで、かなりの満足感ありませんか?
一般的なクオーツ時計は、電池が切れれば、交換しない限り、止まったままですから。

何と言いますか、

外部に依存しないで動き続ける独立感

がスゴイのです。

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(↑機械式時計の裏蓋から覗く小宇宙。)

しかも機械式時計は、極小の歯車やバネなんかを、ルビーの軸受け(あの宝石のルビーです)に、ピンセットで職人が組み付けているという、そういう良さもあります。つまり、

ハンパなく、人の手がかかっているのです!

だからワタクシ、機械式とクオーツどっちが良いかな?と聞かれれば断然、機械式をオススメしています。(もちろんクオーツにも、正確無比だとか安いとか、メリットがあります)

ま、ただ、そういうことなんで、値は張ります。簡単には買えません。

そこで!

今回は、比較的安価な機械式時計をめちゃくちゃカッコ良くカスタムしてみます!

ベースとして入手した時計がこちら。

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セイコー・5(ファイブ)スポーツ・SNZH55J1!

お値段約1万9千円。
高い、と言うなかれ。

分かる人には分かるんですが、メイドインジャパンの信頼できる機械式ムーブメントを搭載し、ケースなどの外装もこの品質でこの価格は安いです。

もしこれが海外ブランドなら、値段は軽く倍以上になるのでは。

実際、日本のように簡単にクオーツ用のボタン電池が買えないアジアの国々ではかなりヒットしているらしい。
この時計も、逆輸入モデルなんです。

ノーマル状態でもスポーティな佇まいで、なかなかカッコ良い。
ガラス風防もドーム風になっていて、レトロな雰囲気。↓

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でね、想像してみてください。

例えばこのモデルの文字盤を、カッコいい別の文字盤に変更できるとしたら…

例えばこんな文字盤。↓

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↑いわゆる「FFF Mod.」タイプの文字盤。

これ、スイス🇨🇭の名門ブランパン社の超有名ダイバーズウォッチ、"フィフティ・ファゾムス"↓をオマージュした文字盤なんです。

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ファゾム(fathom)とは、約1.8mの水深の単位のこと。50ファゾムス=約91m防水ってことですね。

で、少しネーミングの話。

カスタム文字盤にFIFTY FIVE fathomsって書いてあるのですが、これ、フィフティ・ファゾムスにセイコー5のファイブを足して、

フィフティ・ファイブ・ファゾムス

略してFFFってわけです。洒落てます。
MODってのは、 Modified つまりカスタムされたって意味かな?

でね、55に1.8mを掛けると約100mになります。
セイコー5スポーツは100m防水ですから、

なんと!

語呂だけじゃなく、防水機能表示としても合っているという絶妙のネーミング。

こういうカスタム文字盤をセイコー5に組み込むと、こんな雰囲気に変わります(僕のじゃないですが)。↓

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どうですか? 全然違う時計のようでしょ?

文字盤だけでなく、針も、様々なバリエーションから選べます。例えばこんなのとか↓

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(↑矢印マークはブロードアローといって、英軍の正式採用時計に描かれるマーク。)

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(↑イナズマ秒針は、ロレックス・ミルガウスのオマージュか。)

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(↑こうなると完全オリジナルですね)

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(↑Sinnとかパネライのようなテイストも可能。)

と、ここまでエラそうに言ってきましたが、このセイコー5のカスタムってのは、結構、確立された世界なんです。

例えばこのサイト。

https://seiko5.club

皆さんがご自慢のカスタムを投稿してます。
羨しいくらいのフルカスタムもあります。

イヤー、文章が長くなってきました。

こういう世界にハマり、

自分でパーツを海外から取り寄せてカスタムした話を書こうと思ったのですが、

カスタムの世界があるというご紹介だけでこんなに長くなってしまいましたので、ワタシのカスタム記は、また次回に。

それでは、またー。






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