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MVアグスタとアルピーヌのコラボが投げかけたモヤモヤ。

イタリアンスポーツバイクの雄、MVアグスタが、"800スーパーベローチェ"ってカッチョいいバイクを発売しました。

(MVのホームページより。↓)

が、

早々に、四輪ラリー界のレジェンド、フランスのアルピーヌとコラボしてこんな色変え版を出した。↓

でも、これってどうなんでしょう?

何も考えずに見れば、カッコいいカラーリングなんですが。

MVマークがあるべき部分に「A」マークまで付けちゃって。

シャレかな。
いや、シャレじゃなさそうだからモヤモヤするのだ。2つの意味で。

まずこれ、アルピーヌ好きのお金持ちが買うかもしれないけど、MV好きの人は買わないと思う。キツいかもしれないけど、一言で言うと、MVのプライドはどこに行ったの?ってこと。

つまり、MVってのはものすごい伝統のある、イタリアンレーシングバイク界の頂点に立つ存在なワケですからね。
四輪と二輪の違いこそあれ、同じレーシング界のレジェンドに媚び売る必要ないでしょ?

両方のブランドを買収した、どこぞの新興企業がやらかしたのか?と思ったらそうじゃなさそう。両ブランドは買収されてないようだし。

てことは、これ、アルピーヌをリスペクトしたって言うけど、多分、MV側がアルピーヌ側(=ルノー・グループ)にブランド利用料を払ってるんでしょ?(真相は知りませんが)

栄光の伝説に彩られたMVが、何で金払ってまで他メーカーのマーク付けて売る必要があるのか?
そういう安売りするようなブランドじゃないんだよね、MVは。僕が設立したわけじゃないけど。

アルピーヌをオマージュするっていうのなら、イベントで展示すればいい。110台も売る必要ない。この110って数字も、アルピーヌに媚びてるし。

もう一つのモヤモヤは、これやはり、最近のバイクの外観デザインにおけるブランド・アイデンティティみたいなものが薄まっている証拠とも言えるのでは?ってこと。
ブランド間の垣根が低くなっているっていうのか。

つまり、青に塗りゃ、アルピーヌのバイク?って思われてサプライズだよね!てなことも狙ってるように思えて、やはりMVファンにはモヤモヤするんです。軽いんですよね、ノリが。
強烈な個性を持っていたはずのMVですらこうなんだから、やはり他メーカーを含めて、ここら辺、悩んでいるのか。↓

そうでもしないと会社が持たないと言うなら、これは外野が口出す話ではないのでしょうけど…

ちなみに、こういうコラボは良いと思うんですが↓、これは第三者が勝手にやったことであって、やはり両メーカーがオフィシャルでコラボしなかったのは、プライドがあったからではないかと。

最後の最後に、誤解して欲しくないのですが、ワタクシ、MVもアルピーヌも、大好きなのです。このぶっちゃけトークは、愛の発現です。ラブです。きもー。

それでは、またー。

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