デザイナーズ・バイク。(ハンス・ムート編)
バイクに乗ると、いつも立ち寄るドライブイン(言い方旧っる)があるんです。この間そこで、
BMW・R100RS に遭遇した。
いやーめちゃ、カッコ良かったです。これです。こんなバイク、今、どこからも出てない。
76年デビュー、市販車初のフルカウルモデルだったようです。
でね、デザイナーを調べたらなんと、
ハンス・ムート(Hans A. Muth)
だっていうじゃない(by 波田陽区)。
ハンス・ムート(が率いるターゲット・デザイン社)のデザインで日本で一番有名なのは、初代スズキ・カタナ。↓
↑GSX1100Sカタナ。81年。輸出モデル。
↑GSX750S。82年。国内用モデル。過激だからって理由で役所がカタナって呼ばせてくれなかったんですって。今だとあり得ない話ですよね。
いやー、あらためて、カタナもカッコいい。
で、気になったのは、ほかにどんなバイクをデザインしたのかってこと。
調べると、やっぱりイイ!
↑MV AGUSTA 750S CAFE RACER。 79年。これを見たスズキがデザインを依頼したんですね。
↑BMW R65LS。78年。タンクを小さく見せるため、下側が黒く塗装されてるんですよ! 気づかないよねー。
一方であまり良くない、って言われてるのもこれあり。
まずこちら、スズキのGS650G。↓
いやいや、ボク的には全然、アリですね。
カッコいい。欲しい。
さっきのLSとカタナが融合したかのような。
僕ならハンドルをセパハン(写真のようにバーになって繋がってるヤツじゃなくて、右と左が別れてて、タレ角がついてるヤツですね)に替える。そしたらもっと良くなるでしょ。
これがダメだと言うのは、時代の方がデザインについて行けてなかっただけかと。
あとこれです。↓
スズキGSX400Xインパルス。86年。
東京タワー🗼
なんて呼ばれて小馬鹿にされてたって言うんですけど。
いやいやどうして!
イケてると思うんだけどなあ。ちょっと前衛的だけど、量産品の工業デザインとして、こんなチャレンジなかなかできないでしょう。
称賛に値すると思うんだけどなあ。
さて、デザイナーズ・バイク。
面白いので機会があれば続きをやりたいです。
ピエール・テルブランチさんとか、
フィリップ・スタルクさん(!)とか。
それでは、またー!
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