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GRヤリスはホントエライ、エライのだけれど…

トヨタのGRヤリスはスゴいエライ。

何がスゴいって、まずスペック。
1,618ccの直列3気筒ターボが生み出すのは272馬力370N・mの怒涛のパワー。車重は1,250kgと軽め。
この数字がどれだけスゴいかって、ポルシェ・ケイマンに肉薄してるワケです。

つまり、
ケイマンは300馬力、380N・m。さらに!ポルシェは車重1,360kgほどあるから、パワーウェイト・レシオで比べたら、同じ4.6となり、性能はケイマンとほぼ同じなワケです。すげー!
しかもヤリスは四輪駆動だから、雨が降ったり、悪路を走れば確実にポルシェより速いでしょう。

そして値段
RCグレード(ゼイタク装備のないモータースポーツベース車)ならば、なんと330万から! オプションのエアコン付けても342万。
一方のポルシェは768万から。

なんと半額以下なんですよ!同じ性能のクルマが!こんなこと、世界中探してもトヨタにしかできないでしょう、おそらく。

とにかくスゴい性能を安い価額で実現していると認識いただいた上で、じゃあなぜ、値段が優に2倍以上もするポルシェを買う人がいるのか。

それはやはり、ブランド力と、スタイリングでしょう。
スポーツカーとしてのブランド力ってのは、創業以来、スポーツカーしか作っていないポルシェには敵わない。だからその話はしない。

でもスタイリングは、もっと何とかなると思うのです。
元がファミリーカーでも、カッコいいクルマはたくさんあります。
例えば、これ。

↑素のデザインの良さが炸裂している、
ルノー5。
の、スポーツバージョンの5アルピーヌ。
ファミリーカーといえばそうだし、
スポーツカーといえばスポーツカーだ!
↑ミッドシップ&ターボ&極太フェンダー化
したモンスター、5ターボ2。
モンスターって言うけど、
GRヤリスの方がよほど、
エンジン性能は上なのです。


それに、これ。

↑今、街で見かけてもハッとする位カッコ
良いランチア ・デルタ・インテグラーレ。


これもあった。

↑小股の切れ上がったプジョー205の
スタイリング。今のプジョーには
ない(失礼、個人的見解)、
品とキレを兼ね備えたデザイン。
この写真は、205T16。


GRヤリスの稀代の性能に、こんなイカしたスタイリングを組み合わせたら、もうこんな名車は出てこないだろう、っていうガソリン時代の最後を飾る名車中の名車になると思うのです。

だから、次のモデルチェンジの際は、ホントにホントに、スタイリングを慎重にお願いしたい。
トヨタさん、GRヤリスを21世紀最高の名車にしてください!

それでは、またー。

サポートいただけるなら、グンとやる気出します。