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GMAのT.33。スポーツカー好きの心を分かっている。

今回ネオクラシックスポーツカー好きの目線でご紹介したいのは、

GMA(ゴードン・マレー・オートモーティブ)の、T.33。

70〜80年代のF1マシンの設計や、市販車ではマクラーレンF1の設計で有名なエンジニア、ゴードン・マレーさんが立ち上げたGMA。そのGMAが新発売し即売り切れたT.33というモデル。

ワタクシ、このモデルには、スポーツカー好きを刺激するいくつかのメッセージが込められていると思うので、是非紹介したいのです!

1.デザイン/ネーミング/エンジンに込められたメッセージ

大枚叩いて買うクルマがカッコ悪いなんて、ボクにはありえないこと。
特にそれがスポーツカーなら、その美しいスタイリングにうっとりするのは、スポーツカーを所有する楽しみの一つ。ボクはそれでビール飲めます笑。

そしてこのT.33、何度かご紹介させていただいた、世界で最もカッコいいと思うスポーツカーの一つ、↓

アルファロメオ・ティーポ33!

アルファロメオティーポ33からネーミングしていて、スタイリングも相当、このモデルをオマージュしている。

(写真はGMAのHPより)

しかし、その名門アルファロメオは、2027年以降の新型車を、欧州、北米、中国ではEVのみにすると発表したばかり。↓

でもね、GMAのT.33は、4L・V12じゃーい!

コスワースと共同開発した615psのV12!


ゴードン・マレーさんは、アルファのようなスポーツカーの名門が、エンジン捨ててどないすんねん!というメッセージも込めたのではないか。
これが一つ目のメッセージ。

2.この時代にクラッチ付6速マニュアル!

次に、サイドコンソールからしっかり垂直に生えたシフトレバーを持つ6速MTが設定されている!
もちろんクラッチ付きの3ペダル式。

上位モデルのT.50にもマニュアルが設定されているから、これはもう、ここんちのフィロソフィーなんですね。

スポーツカー好きがスポーツカーに乗って何をしたいか、ちゃんとわかってくれている!

つまり、スポーツカーは人の操作に頼る部分が多いから、何回運転してもなかなか完璧には運転できない。
だから次はもっと上手く操作したい、できるまで降りたくない、すぐにまた乗りたくなる、乗るたびに少しスムーズに運転できた気にして、アゲてくれる、そういうドーパミン分泌スパイラルを生む大きな要因の一つが、クラッチ付きのMTなのですから。
それなのに、完璧にシフトしてしまうオートMTなんて、そんなの搭載して何が楽しいの? 5回に1回、上手くできたときが、うれしいんじゃんか!

そういうメッセージが2つ目。

3.軽さこそ命!のメッセージ。

そして、なんと車重が1,090kgしかない。重く大きくなりがちなV12エンジンを積んでいるにも関わらず!
これなんと、トヨタ・ヤリスと同じ重量

V8のフェラーリ488が1,370kg、直6のトヨタスープラが1,520kgだから、これらと比べてチョーめちゃくちゃ軽い

スポーツカーに必要なのは軽さなんだよ、キミたちぃ。
って言ってくれている。
これが3つ目。

おっしゃる通りだと思います。
ただお値段は2億円超。
こればかりはどうにもならない。ちゃんちゃん。

それでは、またー!


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