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カッコ良さにこだわるデザイントーク。

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見た目のカッコ良さにこだわる、プロダクトデザイン等に関する言いたい放題。
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#バイク

雑誌は新型車の批判はしないものだと思ってた…が!

・僕は仕事でnoteを書いてるワケじゃないから、本音が言える。 ・同時に、読んでくれる方が不快になるような悪口は書かないでおこうと思っている。 ・一方で、未来につなげる意図を持った前向きな批判ならば書いて然るべきだし、そこまで封印してしまったら、逆に世の中が不健康になると思っている。 ・クルマが大好きだが、自動車作りに携わる人間ではない。 と、最低限の前置きを置いたうえで本題に入りますが、 僕には、トヨタの新型スープラは、全くカッコいいと思えない。どころか、仮にお値

カッコ良いテールのバイクたち。

ワタクシ、オートバイのデザインの中でも、テール部分に、スポットを当ててみたい。(by博多華丸。) といいますのも、 普通、前ばかり見て、テールはあまり顧みられませんが、横からそして後ろから見てもカッコ良いほうがよいに決まっているわけであります。 それにね、 最近のバイクはどーも、テールのデザインが、 こんなだったり、↓ こんなだったり、↓ 後ろに長く伸ばして跳ね上げる、このタイプが多いような気がするんです。 国産車に多い気がしていましたが、外国車も、こんな感じが

【プチカスタム】フェラーリF1やワークスランチアが採用してたミラーが今も買える!?

いやー、ワタクシこれ奇跡的だと思うんですが、70年代のフェラーリや、イタリアン・レーシングマシンが純正採用していたバックミラー、 ビタローニの「F1 カリフォルニアン」が、なんと今でも買えるんです、新品で! 70年代の純正採用車は、例えばこれ。↓そしてこれ、ランチアのバリッバリのラリーカー。↓ 極め付けはこれですよ。↓フェラーリ312T。ニキ・ラウダもドライブしたF1。「F1 カリフォルニアン」の名前は伊達じゃない!! ここで、話は現代に戻ります。この、何にでも似合う

手にとってみた! SHOEI グラムスター。

(最新記事はこちら。↓) さて好評頂いているSHOEIの新作2輪ヘルメット、Glamstar グラムスターの記事。 すでにお店に並んでいるということでしたので、今回は実際に見に行ってみた! あったよ、ありました、特等席に。↓やはり、カッコいい! 期待通りって感じだ。各色並んでいましたが、やはり発売前から気になっていたオフホワイトを中心に見る。 "オフ"ホワイトといっても、ツヤはあります。昨今のドイツ車の塗装にあるようなザラザラ感のツヤ消しとは全く違う。 ソリッドな蛍

SHOEI グラムスターのリカルド・パトレーゼ・カスタム!

いやー嬉しいです。 実は2月に入手したSHOEIさんのグラムスター、↓ そのままでも凄くカッコ良いんですけど、↓ カスタムペイントをお願いしていたんです。どんなペイントかといいますと、私やっぱり、80〜90年代のF1のシンプルなデザインが好きなので、こちら。↓ 知る人ぞ知る200戦練磨の男、リカルド・パトレーゼの、憧れの渋い白×紺のカラーリング。 こんな感じでグラムスターの写真に落書きして、似合うかどうか確かめて楽しんだ後、 一番輝いていたと思う、88〜89年頃のウ

ダブダブの袖をピタッとカスタム。

バイクに乗るときって、結構強い風を受けます。 だから普通のアウターなんかだともう、凧のように風の抵抗を食らって、乗りにくくなってしまうわけです。 ですから、"ライディング・ジャケット"って触れ込みで売られているモノは、本来この辺、考えられているはずなんですが、今回手に入れたコイツは純粋にバイク用ではないため↓、 その辺はあまり考えられておらず、このように↓ 袖の部分がかなりダブついて風を受けてしまいマス。 そこで今回もマジックミシンさんで、袖のワタリを、絞ってもらい

ビーエムのバイクデザインが日本車っぽくなってきてる件。

僕はバイク大好きなんですが、今回はバイクのデザインのアイデンティティについて。 バイクのデザインの世界で、僕はBMWの存在には一目置いてました(偉そうに笑)。 過去の名作に、例えばこんなのがあります。 まずBMWの代名詞、水平対向エンジンがグワッと両脇に張り出したRシリーズでは… どうですか? めちゃくちゃカッコいい!どれもこれも。 そして直列エンジンのKシリーズでも… もの凄い押し出し感。好き嫌いは分かれるかもしれませんが(ワタシはどれも大好き)、ただ、凄いの

タバコのロゴが、カッコいい。(ロスマンズ編)

ヨーロッパの家紋や市章のようであったり、ポップアートのようであったり…ボクはタバコは吸わないんですが、 ロゴマークが、カッコ良いんですよね。そう思うのはボクだけじゃないらしい。 この間、「チコちゃんに叱られる」を見てたら、新幹線の爽やかな青いストライプも、なんとタバコの「ハイライト」の色使いから取られたそうな。 ↓ やはりタバコのロゴって、棚に並んだ数あるライバルから、パッと選んでもらえるアイキャッチが考えられていて、つまりは、カッコ良いんですよ!そこで、クルマやバイク

デザイナーズ・バイクⅢ。(マッシモ・タンブリーニ編)

このシリーズ、3人目にして、ついに出ました、正統派・イタリアン・スポーツバイク・デザイナー、というかエンジニア、 マッシモ・タンブリーニ。代表作はなんといってもコレでしょう! ドーン💥 ドゥカティ・916。94年デビュー。いやー、なんちゅうカッコいいバイクでしょうか。もはや言葉は不要なほど美しい。しかも速い。4度のスーパーバイク・チャンピオン獲得。 ワタクシこれを見て、バイクに興味を持ちました、と言ってもいいくらいでして。しかし中免のため乗ったことなし。実家の裏のお兄さ

デザイナーズ・バイクⅡ。(フィリップ・スタルク編)

フィリップ・スタルクといえば、アサヒビールのビルや↓、 レモン絞り器など、↓ 建築/インテリア・デザイナーって感じがしますが、バイクもやってたんですねぇ。これです。ドーン💥 ↓ アプリリア・MOTO 6.5。95年。伊🇮🇹・アプリリアといえば今はMotoGPにも出てますし、どっちかといえばスーパースポーツってイメージですが、こういうのも出してくれてたんですね。 モチーフは、タマゴかな? フレームまで曲線にして、タンクからラジエター、排気管のガードから排気管(この曲げ

デザイナーズ・バイク。(ハンス・ムート編)

バイクに乗ると、いつも立ち寄るドライブイン(言い方旧っる)があるんです。この間そこで、 BMW・R100RS に遭遇した。いやーめちゃ、カッコ良かったです。これです。こんなバイク、今、どこからも出てない。 76年デビュー、市販車初のフルカウルモデルだったようです。 でね、デザイナーを調べたらなんと、 ハンス・ムート(Hans A. Muth)だっていうじゃない(by 波田陽区)。 ハンス・ムート(が率いるターゲット・デザイン社)のデザインで日本で一番有名なのは、初代ス

SHOEIの新作"グラムスター"がカッコええ!

(続編「手にとってみた!グラムスター」はこちら。) いやー、ショウエイさんもやってくれました。 何を?って、超カッコ良いヘルメット出してくれますよ! GLAMSTAR。グラムスター。 以前、アライさんのラパイド・ネオをべた褒めしましたが、↓ そのべた褒めした要素が全く同じ、つまりネオ・クラシック系のすっきりシンプルなデザインで、アライと真っ向勝負って感じです。 では、ショウエイ・グラムスター、見てみてください。 (ショウエイ ・ヨーロッパのHPより) ↑"バサルト

コトよりモノが先。〜ヨーロッパとNSR。

これからはモノよりコト消費だ!とか何とか耳にしますが、それは置いといて、最近の世の中、 モノへのこだわりが薄まりつつあって良くないんじゃないかと思います。モノに関心を持たないと、コトは始まりませんし。 モノの良さを知ってもらえたらなー、というのが、ボクがノートを書く1つのモチベーションになっています。 なので今回は、私がクルマやバイクを好きになった理由を、そのへんにからめてご紹介させて頂きたいなと。 何を隠そう、ワタクシ、学生時代の途中まで、クルマもバイクも、"まあ、好

アライのラパイド・ネオをホメ倒す。

アライさんが新しい2輪用のヘルメットを出しました。 ラパイド・ネオ。RAPIDE・NEO。このデザインが、 かなりカッコ良い!※早速、ペイントカスタムしました。その様子はこちら。 ご存知の通り日本の代表的なメーカーはショウエイさんとアライさんで、調べたらこの2社で世界シェア8割をお持ちだそう。 世界8割ですか、スゴイですね!話が逸れました。デザインの話です。この代表的な2社、形の特徴でいくと、ショウエイが最近特に細長、アライがまん丸。そしてショウエイはバイザーのホルダ