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カッコ良さにこだわるデザイントーク。

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見た目のカッコ良さにこだわる、プロダクトデザイン等に関する言いたい放題。
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#フェラーリ

雑誌は新型車の批判はしないものだと思ってた…が!

・僕は仕事でnoteを書いてるワケじゃないから、本音が言える。 ・同時に、読んでくれる方が不快になるような悪口は書かないでおこうと思っている。 ・一方で、未来につなげる意図を持った前向きな批判ならば書いて然るべきだし、そこまで封印してしまったら、逆に世の中が不健康になると思っている。 ・クルマが大好きだが、自動車作りに携わる人間ではない。 と、最低限の前置きを置いたうえで本題に入りますが、 僕には、トヨタの新型スープラは、全くカッコいいと思えない。どころか、仮にお値

ルマンに勝ったフェラーリと他車のスタイリング比較。

2023年のル・マンはフェラーリが勝利。終盤にクラッシュを喫して2位だったトヨタは、残念でした。 ところでワタシの観点は基本「カッコ良さ」だけですので、そこを見ていきたい。 まずトヨタ。 どーでしょうか。 実は私、厳しいレギュレーションの下、空力などの技術を突き詰めたレーシングカーは全部、究極的にはこんな感じに似てくるのだと思っていました。 しかし! こちら、3位に入ったキャディラックVシリーズ.R。↓ 全然違う! ・フロントフェンダーからリアフェンダーに至るショ

ホイール編。オートモビルカウンシル2023。

昨今のスポーツカーのタイヤ・ホイールはあまりに大きすぎる気がしますので、今日はオートモビルカウンシルで見かけた、ちょい昔のカッコいいホイールをご紹介。 それでは、またー。

空力編その2。オートモビルカウンシル2023。

先日訪問したオートモビルカウンシル2023の空力/ボディワーク編その2です。 いやー、眼福、眼福。 それでは、またー!

カッコ良い「空気取入れ口」一覧。

こんにちは。今回は、先日開催されたオートモビルカウンシル2022で見かけた、カッコ良いデザインの「エアインレット/アウトレット」をご紹介。 なんかマニアックですけど、一昔前のカーデザインって、こういうディテールもイカしているんです! ということで、今回はクルマの穴にこだわってみました。 それでは、またー。

【プチカスタム】フェラーリF1やワークスランチアが採用してたミラーが今も買える!?

いやー、ワタクシこれ奇跡的だと思うんですが、70年代のフェラーリや、イタリアン・レーシングマシンが純正採用していたバックミラー、 ビタローニの「F1 カリフォルニアン」が、なんと今でも買えるんです、新品で! 70年代の純正採用車は、例えばこれ。↓そしてこれ、ランチアのバリッバリのラリーカー。↓ 極め付けはこれですよ。↓フェラーリ312T。ニキ・ラウダもドライブしたF1。「F1 カリフォルニアン」の名前は伊達じゃない!! ここで、話は現代に戻ります。この、何にでも似合う

目撃。なんて車か、ご存知ですか?

先日、テンションの上がる、このクルマの後ろ姿↑を目撃したんですね。 タダ者ではないですよね。このオーラ。何という車かご存じでしょうか? 私も、すれ違って後ろ姿をチラッと見ただけだったのでちょっと分かりませんでした。 しかし!その何時間か後に、同じ車に遭遇したんです!今度は前が見れた。これです!↓ うへー、カッチョいい!で、このフロントを見た時、旧いマセラティか、ケン・オクヤマさんのデザインかどっちかだと思って調べてみた結果… 答えは、ケン・オクヤマさんのコード・9っ

スポーツカーでも、ぽってり小径タイヤで、いーんです。

最近のスポーツカーって、タイヤの直径が大きすぎ&タイヤが薄べったすぎのような気がしませんか? (ランボルギーニ HPより。ニュー・カウンタック。メチャクチャカッコいいんですが、タイヤのデカすぎ感) ↑ 前20インチ。後ろ21インチ。21インチですか! このタイヤのデカさに合わせて全体をバランスさせるには、クルマのサイズをデカくする他無いと思います。 新型カウンタックは全長4,87m。初代カウンタックは4,14mですから2割近く大きい。 ちなみにこのトレーラー↓のタイヤは

復活したニュー・ランボルギーニ・カウンタックの誕生秘話(推測)!

まずは大好きなスーパーカー、 ランボルギーニ・カウンタックの復活に素直に拍手を送ります! ブラボー! ドンドンパフパフ!🎉 あちこちに初代へのオマージュが。 中でも、デザインをコテコテにしがちな最近のランボルギーニが、初代をリスペクトしてすっきりスリークに仕上げたことは素晴らしい。 ただ、デカい。タイヤも巨大だから、初代のような平べったいボンネットは再現できない。↑ 初代との大きさの違いはこのCGで良くわかる。ほーら。↓ まるで大人と子供。 しかしそんなことより、復

コクピットと呼びたい運転席最終回・究極編。

航空機のコックピットのような超カッコいい運転席を紹介し、巣ごもり生活のクサクサをブッ飛ばすこの企画。 今回は、究極のコックピットのご紹介。 まずはこちら。市販車では最もコックピットっぽい運転席の一つではないでしょうか? ジャガー・Eタイプ。この企画の1回目の冒頭写真のコックピットです。 も少し寄ってみましょう。↓ ↑色違いの左ハン車ですけど、このアルミのアレンジもイイ。 さらに寄ってみます。↓ いやーこりゃ、正にコックピットだわ。 右側にズラリ並んだスイッチたち、

コクピットと呼びたい格好いい運転席特集。

長いこと家に閉じこもっていると、ドライブでもしたくなるなぁ、ということで、今回は、 戦闘機のコックピットのような、カッコいい運転席をドドンとご紹介。 飛行機のコックピットってのはとにかく計器やスイッチ類が多く、太陽の反射など特殊な環境下でもそれらの視認性を高めるため、黒い内装であることが多いのですが、それがホント、 プロの仕事場って感じでカッコいい。 で、飛行機の雰囲気を持つクルマのコックピットも、これまたカッコいい。 以下、コックピットにこだわり、前代未聞の外観の

映画フォードvsフェラーリに触発される。

※ネタバレなしです。 フォードvsフェラーリ観に行きました。いやー良かった! 知らなかった、あの熱いドラマ。 そこで今回は、 レーシングカー、棚から一掴み。ということで、ル・マン24時間レースに出場したカッコ良いマシン達をご紹介。 まずは映画の主役、 フォードGT40をば。低くかつ幅広く構えたルックスは、僕の中ではフォードの中で断然1番のスタイリング! 英国のレーシングコンストラクターであるローラの血を引くため、外観はヨーロッパの香り。 しかし! 7リッター(!)

ワクワクしない東京モーターショーなんて。

いやホント、東京モーターショーって、様変わりしましたよね。 誤解を恐れずに言えば、あれは、モーターショーというより、 東京コミュニティーショーとか、 東京スマートシティーショーと言った方が良いような…。 つまり、メーカーイチオシのコンセプトカーが、外形的なデザインよりも、人の生活とか、都市の環境とか、そういうことに寄りすぎのような。 果たしてクルマ好きが、乗せられるためのクルマを観に行くかなぁ? 何がいけないの?って、 そりゃ、カッコいいコンセプトカーが減りまし

マルチェロ・ガンディーニのランボルギーニ。…と、フェラーリ?

天才マルチェロ・ガンディーニのカーデザインの大きな特徴は、 明確なウェッジシェイプ(くさび形)と、 丸くないリアのホイールアーチのカタチだと思うんです。 この2点に注目して、前回に続き、ガンディーニ・デザインをご紹介していきます。 まずは次の2つのクルマを見てみてください。 ドーン💥 ランボルギーニ・ブラーボ。1974年のトリノショーに出たコンセプトカーで、市販直前までいったようですね。 どうですか、横から見たときの見事なくさび形。そして、 このリアのホイールアーチの