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カッコ良さにこだわるデザイントーク。

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見た目のカッコ良さにこだわる、プロダクトデザイン等に関する言いたい放題。
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2020年2月の記事一覧

スグにわかった! ココが旧車へのオマージュ。

昨年11月にデビューしたばかりのアウディの新型車、A1スポーツバック。街で見かけて、フロントを一瞥しただけで、 往年の名車のオマージュだっ!ってわかる部分がありました。 ↑この、ボンネットの、ライトとライトの間にある3本の細ーいスリット、これです。 一発でわかりましたよ、アウディさん!これですよね。↓ アウディ・スポーツ・クワトロ。83年。 カッコいいー! ラリー界でも活躍。↑ でね、今回のA1でもビミョーに再現してくれてるんですが、 もっとメリハリを出して再

メーターの針が、あるときー↑、ないときー↓泣。551の蓬莱のCMとともに。

今回言いたいのはこれだけです。 メーターの"針"を無くさないで欲しい。これです。 タコメーター(エンジンの回転計)のことです。そして針というのは回転数を指し示すあの針のことで、液晶上に表現されたモノじゃなく、パーツとしての針です。 スポーツカーとスポーツバイクに限定した希望、と言えるでしょう。用もないのに山道に走りに行きたくなるようなクルマやバイクのことです。 つまり、そういうものに乗りたい人は、便利さや快適さ、それに機械が自動で何かやってくれる、とか、そういう最先端は求

スナッグ・プルーフを、もっと日常に。

"何とか・プルーフ"ってのは、"何とか"に耐えられますよ、って意味で使いますよね。 例えば腕時計の世界だと、 ウォーター・プルーフといえば水に耐える、つまり防水ってことだし、 スクラッチ・プルーフっていえば、スクラッチ(引っ掻きキズ)が付きにくいってことです。 ヒドイのは、 フール・プルーフってやつで、フール(ばか)が使っても、つまり誤った使い方をしても、安全で失敗しない製品だよって意味になります。 話が逸れました。今日言いたいのは、 スナッグ・プルーフを、もっと日

デザイナーズ・バイクⅢ。(マッシモ・タンブリーニ編)

このシリーズ、3人目にして、ついに出ました、正統派・イタリアン・スポーツバイク・デザイナー、というかエンジニア、 マッシモ・タンブリーニ。代表作はなんといってもコレでしょう! ドーン💥 ドゥカティ・916。94年デビュー。いやー、なんちゅうカッコいいバイクでしょうか。もはや言葉は不要なほど美しい。しかも速い。4度のスーパーバイク・チャンピオン獲得。 ワタクシこれを見て、バイクに興味を持ちました、と言ってもいいくらいでして。しかし中免のため乗ったことなし。実家の裏のお兄さ

クルマ・バイク雑誌の編集の皆さんに告ぐ!

って、何だか偉そうですけど。 いやね、バイクもクルマも同じなんですケド、今回言いたいのは1つだけ。 乗った時にドライバー/ライダーから見える風景の写真を丁寧に載せておいてほしい!これです。 やはりね、カッコいいクルマやバイクを記事にするんだから、外観や、あるいは疾走する姿を載せたいのはわかるんです。 それも良いんですが、忘れてならんのは、買おうかな、どうしようかな、って思ってる人は、 コクピットの写真が見たい!ってコトですよ。もしオーナーになれば、 そっちの方が見て

デザイナーズ・バイクⅡ。(フィリップ・スタルク編)

フィリップ・スタルクといえば、アサヒビールのビルや↓、 レモン絞り器など、↓ 建築/インテリア・デザイナーって感じがしますが、バイクもやってたんですねぇ。これです。ドーン💥 ↓ アプリリア・MOTO 6.5。95年。伊🇮🇹・アプリリアといえば今はMotoGPにも出てますし、どっちかといえばスーパースポーツってイメージですが、こういうのも出してくれてたんですね。 モチーフは、タマゴかな? フレームまで曲線にして、タンクからラジエター、排気管のガードから排気管(この曲げ

デザイナーズ・バイク。(ハンス・ムート編)

バイクに乗ると、いつも立ち寄るドライブイン(言い方旧っる)があるんです。この間そこで、 BMW・R100RS に遭遇した。いやーめちゃ、カッコ良かったです。これです。こんなバイク、今、どこからも出てない。 76年デビュー、市販車初のフルカウルモデルだったようです。 でね、デザイナーを調べたらなんと、 ハンス・ムート(Hans A. Muth)だっていうじゃない(by 波田陽区)。 ハンス・ムート(が率いるターゲット・デザイン社)のデザインで日本で一番有名なのは、初代ス