マガジンのカバー画像

ミニカーから紐解くWRC!

21
珍しいミニカーを棚から一掴み(パクリ失礼)、知られざるマシンを、もったいぶってクイズ形式でご紹介します! カッコ良いクルマ限定! 目標ウン十台!?
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

スーパー⭐️チャージャー! 〜ランチア・037ラリー

空気をギュウギュウに詰め込め。 スーパー⭐️チャージャー搭載。 トラクションを稼いで、回頭性を上げろ。 ミッド⭐️シップ。 ドリフトで、駆け抜けろ。 後輪⭐️駆動。 これ以上ない、美しいスタイリング。 ピニンファリーナ⭐️デザイン。 そして… 天才が駆った、マシーン。 ワールド・ラリー・チャンピオン。 …これ以上のマシーンがあるか。 ランチア・037・ラリー。 各色、取り揃えております。 ・2,111cc。 ・縦置き直列4気筒スーパー・チャージャ

WRCのラリーカーがカッコ良くなってますね!トキメきます。

2022シーズンのWRC(世界ラリー選手権)が開幕し、すでに第1戦モンテカルロ、第2戦スウェーデンを終えましたが、先日2戦目までの総集編を見ていてすぐに思ったのは、 ラリーカーがカッコ良くなってますやん! ってこと。 トヨタのヤリスを例に取ると、2021シーズンの「ヤリスWRC」がこちら。↓ そして、2022シーズンの「GR YARIS Rally1」がこちら。↓ ね? 何が変わったって、まず全体的に、丸っこい感じからよりシャープな造形に、そしてワイド&ローになった

マツダ推しでもあったオートモビルカウンシルに行ってきた!

さてさて今回のオートモビルカウンシルは、マツダ推しでもありました。日本車で初めてルマンを制した名車マツダ787Bで、トドメを刺されたのでありました。 とにかく名車にこんなに近寄って、あー、こういう風に空気が通るのか、なんて見方ができるっていうのは、車好きにとってはたまりません。↓ 次はRX-7。 ルマンに出たこのRX-7の超ロングテール、実は、内側にそのままFCのテールが入ってるやん!↓ とかね。近寄って見ることで発見する。 往年のラリーカーもたくさん。 いやー満

ザガート推しのオートモビルカウンシルに行ってきた!

いやー前回は往年のラリーカー推しと言っておりましたが、今回のオートモビルカウンシルは、イタリアのカロッツェリア・ ザガート推し でもあったんです。 カロッツェリアってのは、ざっくりいうとメーカーの依頼を受けて、クルマのボディのデザインと制作を専門にやる工房みたいなもので、ボディ専門だけに、エース・デザイナーを揃えて、すごく良いデザインしてくるわけです。 ではそのザガートのデザイン、見てみましょう。 アバルト750GTザガート! 展示されてるクルマが買えるってのもこ

WRC推しのオートモビルカウンシルに行ってきた!

今年4/9〜11まで幕張メッセで開催される、オートモビルカウンシル2021。行ってきました! なんといっても今年は、ワタクシ大好きな、 70〜80年代WRCラリー推し でしたので、無理してでも行きました! 早速お目当てのど真ん中のスペースへ! 出たー!! ラリー界で2番目に美しい(主観)、 ランチア 037ラリー! アクロポリスラリー4位入賞車そのものとのこと。 後ろもド迫力。そして、 ボクのバイクに付いてるビタローニ・カリフォルニアン・ミラーがしっかり付

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC①大衆車?

さてこのクルマ、なんでしょうか? わかったらスゴい! ・"T"のマークがヒントです。Tから始まるメーカーです…が、トヨタじゃないですよ! ・当初イギリス車。後に、プジョー・シトロエングループに。 ・なんと! 1981年にWRC(世界ラリー選手権)のマニュファクチャラーズチャンピオンカーです。 ・このクルマのドライバーは、ヘンリ・トイボネン。 答えは… タルボ・サンビーム・ロータス!でした。 知らんわ!!ってね。そうおっしゃらず。 今、トヨタがヤリス(ヴィッツ)

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC②ヤン車。

さて、このクルマ、なーんだ? わかったらスゴい! わからないでしょう!? ・ヒントは、この長ーいリアのオーバーハング(タイヤよりまだ先にあるボディ部分のことです)。フロントのオーバーハングも長いです。 ・やべ! ホイールにちらっとメーカーのロゴが写っちゃってる! ・黒、白、黄色のストライプ、これ、このメーカーのカラーです。 ・海の生き物の名前です! 正解は… オペル・マンタ400! 知らんわい!!ってね。そうおっしゃらず。 知られざるカッコ良いクルマをご紹介し

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC③西郷どん。

さーて、さてさて。わかんないでしょうねー、このクルマ。実車はもちろん、雑誌なんかで取り上げられたのも、あまり見たことない。さて、なんてクルマでしょーうか? ・ヒントはこの強烈に張り出したフェンダー。その先っちょに大きな穴。ということは、これミッドシップですよね! ・グループB時代に、スーパーチャージャーやターボ、あるいはスーチャー+ターボといったモンスターカーに、唯一、NAエンジンで挑みました。 ・このクルマのドライバーは、マルコム・ウィルソン。イギリス人。だからという

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC④超・モンスター。

レア感がハンパないこのオーラ。さて、皆さん、何というクルマか、ご存じでしょうか? ・ヒントは、ガーニッシュ(ライトとライトの間の部分)のこのストライプ、どっかで見たような!? ・実は、開発の途中でプロジェクトが終了。残念ながら実戦投入はされませんでした。 答えは、 ランチア デルタ ECV2。 知らんわ! さすがにこれは知らんわ、ってね。でしょうねー。こりゃ、ご存じないでしょう。私も正式名は調べて思い出しました。というか、よく見たらボディに書いてますね。ECVって

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑤和製モンスター!

プロトタイプ感がハンパない、この後付けパーツと放熱/空気取り入れ用の穴の数々。シルエットに見覚えありませんか? わっかるかなぁ。わっかんねぇだろうなぁ。ってこれ、誰でしたっけ。そうだ、松鶴家千とせ師匠だ。 答えはコレ。 トヨタ 222D!コンパクトボディにギュッとパワーが凝縮されたようなド迫力。なんとトヨタですよ、お父さん。トヨタがこんなクルマ、準備してたんですよ、グループSのために(グループSについてはランチアECV2の前回ノートをご覧ください)。スペックを調べてみる

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑥ガンダム。

今回は、答えがすぐわかっちゃうかもしれません。クルマそのものは、これまでご紹介してきたマニアックなやつよりは、よっぽどメジャーですから。ただ、WRC(世界ラリー選手権)で勝ったことあるって、ご存じかなぁ。 ヒントは、 ・今も同じ名前のクルマが販売されています。 ・4駆ではなく、FR車です。 ・活躍の場はどちらかというとサーキットの方。R32型の日産スカイラインGTRが無敵だった90年代の全日本ツーリングカー選手権。しかしトップカテゴリー(最も排気量の大きいクラス)の目

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑦イタリアン・ジョブ。

どーですか、このやる気まんまんのエアインレット。"シュノーケル"とも呼ばれていますね。そしてこのカラーリング。イタリア感バリバリ。 さて、このクルマ、なーんでしょうか? 答えは、 フィアット アバルト X1/9 プロトティーポでした! 車名に「X1/9」は入らないという説もありますが、この際、いい加減で良いんです。ベース車がX1/9だとわかることが重要なので。 そのX1/9というのがこちら。 カッコえぇーミッドシップ2シーターに、リトラクタブルライトを備えたお手軽スー

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑧パンダよりこっち。

このクルマは、皆さんご存じないと確信して、真っ正面からどうぞ。さて、何というクルマでしょーうか? ヒントは… ・アリタリア航空のカラーリングで、国籍はわかりやすいですよね。 ・市販版は日本でも人気を博しました。「125TC」とか「130TC」といったグレードがメジャーです。 答えは… フィアット・リトモ・アバルトでした! ご存じなかったですか。私は、 フィアット・パンダよりもこちら派なんですが…(ディスってませんよ、相対論です)。 このゼッケン20は、後にランチ

このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑨スーパーカー。

このクルマは、スーパーカー好きの方はご存じかも。これがラリーに出て、しかも相当速かったというんですから驚きです。 イタリアン・スーパーカーのようにも見えますが、違います(でも、あながち間違いではないです)さて、何てクルマでしょーうか? 答えは… BMW・M1でした! ウイング、そそり立っとるな! このゼッケン61は、リバイバルイベント?で走ったクルマのようですが、フランスのB・ベガン選手が、同じ車両を、'83年のツールドコルスで走らせています(同じBMWのM3で、後