見出し画像

「教師の魅力」とは何か?➁~教師になって気づいたこと~

私が教師になろうと思ったきっかけは、あるテレビドラマの影響が大きい。 テレビドラマでは「教師の仕事」の一部が映し出され「子どもたちとともに問題を解決する教師」「子どもたちとともに喜び合う教師」などの感動的な姿が描かれていた。

教師になって「教師の仕事」が具体的に分かり、私はその多くを「魅力的」と感じた。もちろん、すべてではないが、教師の仕事を総合的に魅力的と思ったのである。

しかし、テレビドラマでは描かれなかった「教師の仕事以外の魅力」は、ずっと後から気づくことになる。

例えば、以下のことである。

〇数年で転勤があり、教師が入れ替わることで、定期的に新陳代謝が図られる組織であること

〇教師の成長を支える教育サークルで学び合う仲間がつくれること

〇テレビドラマでは、悪者になりがちな管理職の中にも、私たちの教諭のやる気を引き出してくれるすばらしい教師がいること

〇教諭、養護教諭、栄養教諭、指導教諭、主幹教諭、教頭、校長などの立場があり、それぞれの役割で学校に貢献していること

〇地域の人だけではなく、企業やNPО法人の方など、様々な人と関わることができるということ

〇学校現場から指導主事、大学教員(転職)になる教師もいること     

〇教諭としての立場のまま、大学院で学び直しができること

〇大病をしたとき、しっかりした福利厚生がありとても助かったこと

〇教師経験を10年ほどしてから転職し、「教育関係」で起業した人が意外に多いこと

これらを魅力と感じるかは、その人次第である。                      しかし、これらの「教師の仕事」ではない「教師の職業」としての情報は、「魅力的」かどうかを判断する一つの材料となるだろう。      

このような情報も積極的に学生に伝えていくことが大切であると考える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?