「情報」という経営資源
経営資源とは何か。
経営資源とは、マネジメントに必要な資源のことで、40年程前までは「ヒト・モノ・金」が経営資源と言われていた。それに加えて「情報」「時間」も資源だと言ったのは、ピーター・ドラッガーである。学校の経営資源でもある程度同じことが言えるだろう。
しかし、公立学校においては、基本的に校長に予算権や人事権はなく、「ヒト」「モノ」「金」については、ほぼ与えられた条件でやるしかないのが現状である。
そのような中、藤原和博氏は経営資源の一つである「情報」に目を付け、その重要性を説いている。公立学校の強みは、「地域社会とのつながり」があることである。その強みを活かして、多くの情報を集めたり、人材の発掘をしたり、活用したりできるということだ。
無償であっても、母校のために貢献したいという気持ちをもつ人もたくさんいるであろう。これは他にはない大きな経営資源である。
オンラインの世界が当たり前になった今だからこそ、改めて「情報」という視点で学校の経営資源を見直してみると、新たな発見やアイディアが生まれてくるかもしれない。
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