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【ネタバレ】ジブリ最新作「君たちはどう生きるか」 感想・レビュー

どうも、こんにちは。
【株式会社自分の社長室】では、自由気ままにその日の出来事や趣味について書こうと思います。あまり「学び」のようなものは提供できないかもしれませんが、暇つぶしにゆっくり読んでみてください。

この記事にはスタジオジブリの最新作「君たちはどう生きるか」のネタバレが含まれます。ご注意ください。




というわけで、早速見てきました。最新作。まず一言で感想を言うと「わかりづれえ」ということになってしまうのですが、順を追って感想を書いていこうと思います。

まずどんなお話なのかと言うと、太平洋戦争下の日本で良いところのお家出身のおぼっちゃんが空襲で母親が死んでしまったため疎開して、田舎の大きな屋敷に行きます。そこが多分お母さんの実家(?)で、お母さんの妹が今度は父親の再婚相手になって新しいお母さんになります。
あまりにでっかいお屋敷ですから、母屋の他にどんな建物があっても不思議ではありません。昔、本を読みすぎて気が狂ってしまった大叔父さんが建てたという不思議な塔もあります。
ある日、その新しいお母さんが行方不明になってしまうのですが、どうやら塔の中にいるようです。疎開当初からやたらとちょっかいを掛けてくる人間の言葉を喋るアオサギに誘われて、塔の中を冒険することになり、紆余曲折あって新しいお母さんを連れて生還するという筋になっています。

最近のスタジオジブリ(アリエッティら辺から始まってコクリコ坂とか風立ちぬとか)に見られる写実的な描写に始まり、ちょっと前のジブリ(ポニョやハウル)で舞台になっていたようなファンタジックな世界を味わえる作品になっていて、偉大なクラシック音楽家の晩年の作品のように「あ、これあの作品のあの場面にそっくり」と思えるお馴染みの画もたくさん出てきます。

でもやっぱり、初めにも書いたようにこの作品は本当にわかりづらかったです。主題がわからない。家族の愛を描きたいのか、少年の成長を描きたいのか、母と子の関係を掘り下げたいのか、きっとそれら全てなんでしょうけど、とにかく何が言いたいのか分からないです。完全に宮崎駿の趣味で作っていて売る気がないと言うか、「ここで感動するんだな」とか、「ここで泣けるんだな」とか、自分がわかりやすく共感したりワクワクしたりする明確な場面はありませんでした。そういう意味で、考えさせられる作品であり「自分なりの読み」がないと楽しめない作品だと思います。

例えば、ワラワラという白い物体が「上の世界」で子供になるために成熟して空に飛んでいき、ペリカンに食べられ、火を使える少女が一部のワラワラ諸共ペリカンを燃やすことで全滅を免れるみたいなシーンがあるのですが、正直意味不明です。でもきっと、ワラワラは精子か何かのメタファーで、それを餌にするペリカンも何かのメタファーで、そこでの火を使える少女と言うのも何かを表しているはずなんです。ちょっと僕はまだ時間が足りなくてしっくりくる解釈を思いつけていないのですが、そうやって一つ一つの場面に自分なりの意味づけをするのがこの作品の楽しみ方だと思います。

映画が終わってからも「あれは何だったんだろう」というのがたくさんありすぎて、カフェで紙に書きながら整理していたのですが、それをまとめた僕なりの考察はまた暇が出来たら書いてみようと思います。とりあえず現時点での結論としては、「興味があったら見に行ってみてください」としか言いようがありません。
「感動したい」「泣ける映画が見たい」という動機の元に見に行く作品ではないことを書いておきます。今日はこの辺で。以上!

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