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あなたが“悩むこと”が“誰かの癒し”につながる

つらいことを経験したら

その分“自分”が増える。

その“自分”は、他人を理解するときに、とても役に立つ。


―ああ、あなたは杖が必要なんですね。

なぜなら、私も歩けなくて大変でしたから。

―ああ、あなたは傘が必要なんですね。

なぜなら、私もずぶ濡れになり困ったことがありましたから。

―ああ、あなたは本当は行きたいところがあるのですね。

なぜなら、私もどこかへ行きたいと思ったことがありましたから。


悩みは共感になって

共感は強みになって

強みは才能になって

才能は人を癒やす力になる。


あなたが“悩むこと”が、“誰かの癒し”につながる。

そう思えば、悩むことも悪くないと思えてきます。


私は、かつて友人に

“たくさんの人のこころに、絆創膏を貼っていってほしい”

と、言われたことがあります。


“人のこころに絆創膏を貼る”、というのは

医者やカウンセラーのような、ごく一部の人たちだけができるのではなく、

悩みをもったことのある人誰にでも、できることだと思うのです。

むしろ、何の肩書もない人のほうが、悩んでいる人のこころに寄り添えることもあります。


なので、

もしあなたが、今何かで悩んでいるのなら

その悩みを、自分を苦しめるやっかいなものとしてとらえるのではなく、

自分に、人を癒す力を与えてくれるものとして、とらえてみてほしいのです。

そうすると、

世界の見え方が、少しだけ違ってくるように思うのです。


とはいえ、

悩んでいる最中は、そんな風には考えられないものです。

よくある、“乗り越えられる人にしか試練は与えられない”という言葉に、

なんとも言えない違和感を持ってしまうように。


ただ、ほんの少しでもいいから、

自分を苦しめるこの悩みが、いづれは人を癒す力になるのだ

ということを、思い出してみてほしいのです。


あなたの悩みは、あなただけのものではありません。

私はそれを、このnoteで記事を書き始めてから、実感しました。

自分だけのみじめな経験。

自分だけがしてきた愚かな行為。

そうではないのです。

みんな経験しているのです。


そう思うと、自分の悩みが、ちょっと違うものに見えてきたりします。

悩むことは、悪いことではないのです。


私は未だに、とるにたらないことで思い悩み、まるでこの世の終わりのような、絶望的な気持ちになってしまうことがあります。

そして数日経つと、“そんなこともあったっけ”と、ケロッとしているときもあります。

かと思えばまた悩んだり。

自分のことながら、毎回あきれてしまいます。

私はこれまで、そんな“悩みが服を着て歩いている”ような、人生を過ごしてきました。


それでも、こうして今元気に過ごしていますし、

つらかった過去の出来事についても、noteに書けるようになりました。


悩みはとてもつらいけれど、いづれそれが、あなたの人生を輝かせるようになります。

あなたを、唯一無二でかけがえのない存在にしてくれます。


悩みは親友!と、思えなくていいのです。

ふだんは意地悪してくる嫌なお局だけど、ほんのちょっと優しいところがある

そんな感覚で、ぜひあなたの悩みをとらえてみて下さい。



日々、いろいろなことで悩んでいる平凡な人間より。



お読みいただきありがとうございます。 サポートも嬉しいですが、あなたの優しい心が何よりも嬉しいです。 頂いたサポート代は、もっと多くの人の豊かさにつながるよう還元していきたいと思います。