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仮面ライダーギーツ第13話『謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ!』感想

◆アバンの雑記パート

・【朗報】TTFCでふわふわギーツ組の新規燃料確定

謀略編に入ってからずっと同担と「TTFCのオーコメが無い!寂しいよう」と言い合っていたのですがここにきてまさかの新コンテンツの発表がされました。ついにきましたよ簡秀吉&中田裕士ふわふわギーツ組の新規燃料。
これが事実上のオーコメの代わりとなるコンテンツなのかなぁと思うのですがどうなのかな?

簡くんも中田さんもパンケーキの方が硬いレベルにはふわふわトークなのでどうなるかなと思ったのですが藤田慧アクション監督が間に入るならまぁ大丈夫だろう……

*ふわふわな変身後*

*ふわふわな変身前*


◆仮面ライダーギーツ第13話『謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ!』感想

・強硬手段に走るギロリ、そしてアルキメデルの真意は一体?

ギロリも強硬的に

迷宮脱出ゲームを終え、桜井景和の再参戦が確定したのが前回までのあらすじ。謀略が蠢く今回のデザイアグランプリは『例え卓上の駒にされようとも自我を失わないように戦う』というのが問われているような気がする。
何故ゲームマスターが自分を落とそうとしているのか、冒頭の場面でギロリに問う英寿だが『コンシュルジュの私にはわからない』とシラをきられてしまった。その言葉で珍しく困惑のリアクションを示すあたり、英寿自身もギロリがゲームマスターであるという事実は薄々察しているような気はするのだ。

「本当の理由は何ですか?」
「ギーツはデザ神になるたびに我々運営の秘密に近づこうとしている。これ以上野放しにはできない。」

ギロリ、ツムリ、ウィンしかいないデザイアグランプリの休憩所。ツムリの質問にギロリはそう答えた。だから脱落させてギーツの記憶を消す。
ただ1回目に叶えた願いでデザイアグランプリに対する永久参戦許可が出ている以上記憶を消したところで再び招き入れる羽目になってしまうのではと思うのだがそこはどういう扱いになるのだろう。
運営として特定ターゲットに絞り陥れる。デザイアグランプリを存続させるためとはいえ公平にデザイアグランプリの均衡を守りたいツムリには葛藤が強く、進言もむなしくギーツを陥れるためのミッションは進んでいく。唯一ギロリに進言できるポジションが彼女しかいないため果たしてどうなっていくのか。

そしてギロリはジャマトを生育しているビニールハウスに居る謎の男性・アルキメデルに連絡をかける。ジャマトにデザイアドライバーを使わせるのはどういうつもりだ、怒りの籠ったギロリの声に対し『ジャマトが勝手に学習しただけ』と言うアルキメデル。やはりデザイアグランプリも一枚岩ではなくなったのでゲームマスターであるギロリの支配を一気に超えてきた気がするのだ。
「こっちもやられてばかりじゃ癪だからね。」
ギロリの電話が切れた後そう言うアルキメデル。やたらとジャマト側に立っているような気がするのだがこの人はジャマトから進化した人間だったりするのだろうか。新章に入り、明らかにジャマトは知的生命体として進化していってるような気がするのだけれども人間にとってかわる新人類として育成しようとしているのだろうか……

・謎の少女により変身が不可に~ライダーの椅子をかけた戦い~

謎の少女の力によりバックルが奪われ……?

昼下がり、スターオブザスターズオブザスターズとして撮影の仕事に励む英寿の元に謎の女性がやってきて『貴方を支援したい』と言ってきた。初めて会った気がしないという英寿のリアクションを見るあたり身元に察しがついているのだろうか。

一方の景和。就活中の彼であったが一旦よくいく蕎麦屋のアルバイトとして就労する事に。景和は大学生設定ではあるのだが、大学の描写が無いので今まで無職っぽい感じあったのだがとりあえず今回でフリーターに進化したのでよかった。まぁ大学には在籍しているので定義的には違うのだが。
姉の沙羅はそんな景和の様子をみて『感謝の気持ちを忘れない事』『人は一人では生きていけない事』を告げた。新世界に突入してから景和の堕落ぶりを見ていたので改めて教えておきたかったのだろう。
しかしその最中、謎の赤い帽子の少女が通りすがる。何か違和感を抱き外に出るとIDコアのみが地面に落ちた。

他のライダーたちも同様の異変が起きており、鞍馬光聖にデザイアグランプリとの関係性について問い詰めた後の祢音の元にも、ジョギング中の道長の元にも赤い帽子の少女が通りすがっていた。そして、英寿の元にも……
すぐに違和感に気づいた英寿は謎の少女を呼び止め『俺のドライバーを盗んでどうするつもり?』と優しく、そして鋭く問う。
すると突然ジャマトの襲撃が。英寿は一旦少女からドライバーを取り戻し変身しようとするのだが変身モーションの間で素面アクションを挟むのは坂本浩一監督の性癖を感じるし、変身後もエントリー状態のアクションを挟んでからマグナムで戦わせていたので『坂本監督の追い性癖丼』を感じてめちゃくちゃニチャ笑いしちゃった。あのスケベ監督性癖を簡秀吉と中田裕士双方に向けてるよ……

きづいちゃったんスよ、私わかります。エントリーフォームのあの素体は坂本浩一監督にとっては素面アクション、そしてイイ肉体の男を脱がせた状態に近いんスよ。武器も全くない、素体という無防備な状態、ぴったりと合ったイイ肉体の繰り出すアクション。わかります。スッゲーわかるッス坂本監督。マジで色々気づいてニチャニチャ笑っちゃいましたね……(肩組み仕草)

そして通りすがったウィンも変身し、意気揚々とギーツに襲い掛かる。流石にパンクジャック&大量のジャマト相手ではギーツも気圧されるしかない。隙を見せたその時、謎の少女によってバックルが奪われてしまった。
『魔法でも使ったのか…』英寿がそう言った瞬間バックルがジャマトに奪い取られジャマトライダーに変身されてしまった。
前回フィーバーで撃破したジャマトライダー相手に素面状態で戦いを挑むのは流石に分が悪い。執拗に腹を殴られ顔を殴られた英寿は投げ飛ばされてしまった。

「流石にライダー相手じゃ生身じゃ勝てねぇか」

英寿の様子を見て勝ち誇るパンクジャックだが、そんなパンクジャックの元にも少女がやってきてドライバーを奪われてしまった。こうなってしまえば数で不利。急いで撤退するウィンに続き、英寿もジャマトライダーから逃げだした。

「やり方が露骨になってきたなパンクジャック」

ウィンは自分にとっても想定外だったのか言葉を返さない。するとデザイアグランプリより連絡が。
運営の工作員としての立場を隠さずウィンは『ギーツ最後のゲームは何かなァ?』と言い、二人はデザイア神殿へ向かう事に。

デザイア神殿に集った面々は全員謎の少女によりドライバーを奪われた状態だった。
だがこれもデザイアグランプリのゲームの一つである。ツムリから告げられたゲームは『椅子取りゲーム』
椅子は椅子でもライダーの椅子をかけたゲームであり、エリア内に居るかくれんぼジャマトを撃破するまでにドライバーを手に入れていた人が勝ち抜けという戦いとなっている。ジャマトライダーに奪われたドライバーを取り戻さない限りはライダーの枠は4枠しかなく、今までにないギリギリの戦いを挑むハメになるのだ。

手がかりは赤い帽子の少女、果たしてどうなるのだろうか。

・人は一人では生きられない。英寿の決断と新たなアイテム

正直英寿との描き分けが難しいニラム

「のんびりしてんなァ…浮世英寿といえどもドライバーがなければジャマトには勝てない。お前が勝ち続けられたのも運営のサポートありきだ。」

『俺たち運営を敵に回したら生き残れないんだよ』とサロンの一室で消毒をする英寿に包み隠さずそう言うウィン。何故命をかけて運営を探っているのか、そんなウィンの質問その質問に対して『何故落とそうとしているのか』と返す英寿だが、『さぁな』としか答えられなかった。
「攻略してやるよ、『俺一人の手』で。」
結構他人を信用するようになった気がするのだけれどもここで俺一人の手で攻略すると言った英寿。バイトのシーンの景和の周りの描写と対照的である。

そして景和と祢音は各々できる形で赤い帽子の少女を探していた。
景和は店の客へ聞き込みを行い、祢音はインフルエンサーとしての力を駆使して動画で発信をおこなっていた。たまたま赤い帽子の少女を見ていた沙羅は祢音TVのコメント欄に目撃情報を書き込むのだがこういう時の1000万人登録のインフルエンサーは強いなと感じる。景和も沙羅に教えてもらい、少女が目撃された神社で祢音と合流した。
祢音の影響力もあってか情報は続々と集まってきており、目撃情報を頼りに雑木林に向かうとジャマトが少女を取り囲んでいた。
バックルを取り上げられるや否や景和はジャマトに特攻。がむしゃらにアタックしでジャマトからバックルを取り上げると祢音にそれを投げ渡した。
『困った時は助け合い』姉の言葉がここで響いてくる。そして椅子取りゲームの一抜けは景和と祢音となった。

「あいつらゲットしたのか…早く少女を……!」

天空に浮かぶライダー枠がジャマトライダーとタイクーンとナーゴで埋まり焦りを募らせる道長。そんな道長の元にもジャマトが大挙してやってきて応戦するのだがこのキマった目で首を捻らせてから潰しにかかる杢代和人くんのアクションが良い。蹴りのガラの悪さからジャマトに羽交い絞めにされてからの腹パン、しかし道長もやられてばかりではなく頭突きでジャマトの頭に打ち付けてから蹴り飛ばすというヤンキー漫画さながらのアクションがアツい。一方の英寿も残りのドライバーを求め赤い帽子の少女を探しているだが未だ見つからずといった状況で、ギロリはそんな英寿の様子を見てほくそ笑んむ。

「苦戦しているみたいだな」
「お前こそ」

そう言い合う英寿と道長。
ジャマトライダーがバックルを一つ所持している以上残る枠は二つ。そしてふっきれているのか誰かが脱落するこの状況でニヤリと笑うウィンがやってきた。誰が脱落するのか……変身できない状況でジャマトと戦う中、景和が駆けつけてきた。
英寿たちを助けるべく変身しようとするのだが道長に情けなんているかと突っぱねられてしまう。
そんな道長に対して『困った時こそ助け合いでしょ』という景和だが、道長は俺たちがライバルって事わかってるのかと激怒した。
『助け合ったって良くない⁉例え脱落しても生きてさえいればチャンスはあるけどジャマトにやられたらおしまいなんだよ!?』というのは祢音だ。

「時には周りを頼ってもいいんじゃないの?一人で生きている人間なんていないわけだし!」

ここで姉の沙羅の言葉が響いてくるのが良い。そして景和の言葉に納得したのが英寿だった。一人でやってもどうにもならない時がある。自分を信じすぎる事が裏目に出ることも。誰かの支えがなければ人は生き残れない。自分一人の手で攻略しようとしていた英寿としても大きな変化であるのだ。
そして景和と祢音はタイクーンとナーゴに変身し英寿たちと戦うことに。
混戦する戦いで英寿はジャマトライダーへ立ち向かうが、流石に変身状態でもキツいジャマトライダーに戦いを挑むのは分が悪い。腹を殴られ、地面に這いつくばる英寿を見てニヤつくウィンだがそんな様子を男女二人組が監視していた。一人は冒頭英寿に支援を願い出た女性である。男性が無言で指示すると女性は何かのアイテムを送る指令を出すとタイクーンの助けを貰いながらも苦戦を強いられる英寿の元にアイテムやってきた。
英寿が掴んだのは新たなアイテム・コマンドツインバックル。飛んできたそれ掴む姿が仮面ライダーカブトを彷彿とさせるものだったが私だけだろうか。

「何故だ?あんなアイテムは実装していない!」

想定外の出来事に驚愕するギロリ。そして未来を切り開くであろう新たなバックルを手にした英寿はタイクーンに5分でいいからドライバーを貸してほしいと頼んだ。そうしたら俺の持っているバックル全部くれてやる、その事を条件にしての提案。
『ジャマトの使われたドライバーを取り返す』その作戦を快諾したタイクーンは変身解除し英寿にドライバーを託した。

コマンドジェットバックルをセットし、ギーツに変身した英寿。
仮面ライダーギーツレイジングフォームはまさかのゴーグルのみのスタイルで、追加武器として飛んできたレイジングソードを手にしたギーツは柄の部分に対となるバックルを取ろうとするもなかなか取れない。そんな制約に対してギーツはこんな武器は初めてだなと不敵な笑みで『まずは試し切りだ』とバッティングセンターでバットを構えるようにラフな仕草で肩を回して構えた。
そしてここからの中田裕士さんの長物アクションよ、手裏剣戦隊ニンニンジャーのアオニンジャーの頃から剣さばきは大正義とされてきた。ビームサーベルに輝くレイジングソードを持ち舞うように連続斬りを行ってからの逆手持ち、そしてアクロバティックなアクション。かっこよすぎる。そしてレイジングソードのメーターのようなものがたまっていっていた。

情勢があきらかに好転する中、戦う道長に接触をしてきたのは晴家ウィンだった。ドライバーを手に入れる方法ならあるぜ。先週からあきらかに道長を自分たちの所に入れようとしているウィンの意識とはなんなのか。

そんな事もしらないギーツは全てのジャマトに対して無双の戦いを行っていた。周辺の一般ジャマトを駆逐した時、ついにレイジングソードのメーターが満タンとなり、コマンドキャノンバックルを外すことが可能となった。
コマンドジェットバックルとコマンドキャノンバックルはセットで使うバックルなのである。
そして仮面ライダーギーツはコマンドフォームキャノンモードへ変身。メカニカルな風貌で肩キャノンなもんだからもうたまないのじゃ~!
残すところはジャマトライダーただ1体。ギーツは戦いを挑みにかかる。レイジングソードで斬りつけ、トロンキャノンで射撃する。接近戦に持ち込み刀で圧かけて至近距離の肩キャノンで砲撃する所が意外とパワータイプですごいのだ。
ジャマトライダーのツタ攻撃もジェットで飛び上がり避け、肩キャノンで遠隔攻撃し体勢を崩したジャマトライダーに照準を当て最後の大射撃を行い撃破。この時の下半身のダブル尻尾部分を地に刺し衝撃を支えてるのがロボアニみあってよかった。破壊力ありすぎの機動戦士デザイアUG、ここに降臨。

無事、ジャマトライダーを撃破し景和に約束通りドライバーと全てのバックルを渡す英寿。デザイアグランプリという空間で到底通じないであろう願いをきき、自分を信頼してドライバーを託してくれた景和に対する礼儀だろうなとおもう。
礼を果たしてから撃破されたジャマトライダーから落とされたドライバーを拾いに向かうとなんと道長に拾われてしまった。

「このドライバーは俺のもんだ」
「椅子取りゲームってのは早いモン勝ちだろ?」

ここ組んじゃったか~~~~!!!!
前回ウィンに対し『自分なりにギーツに勝つ』と決意を示した道長が……と苦しくなってしまうのだ。うぅん…よくないフラグな気がする。

一方のギロリも情勢英寿に対しコマンドジェットバックルを送付した男・ニラムについて怒りをあらわにしていた。ここにきてデザイアグランプリがゲームマスターの支配から脱している状況に焦りが拭えないのだろう。
そして赤い帽子の少女も残りのバックルをジャマトに渡していた。ライダーの残る座が全てジャマトライダーに埋められてしまい、このままでは英寿とウィンは脱落してしまう。果たして次回どうなるか。

次回、ゲームマスター激おこぷんぷん丸。お楽しみに。


◆ギーツ13話コラム

・杢代、ハイ□ーに来ないか?

今回の仮面ライダーギーツは坂本浩一監督の性癖満載の回だった。
英寿のドライバーにバックルをセットしてから素面でアクションをし距離を置いてからの変身動作、そして変身後もエントリーフォームでのアクションを見せてからマグナムを装着させたりとで性癖二倍丼を楽しんでいた風に思える。視聴者もクソ楽しい。

各キャラクターの個性満載のアクションが楽しむ事ができた今回のエピソードだがひと際異才を放っていたのが吾妻道長役の杢代和人くんだった。あんなに細いのに一番動けていたのいったいどういうことやねん。体脂肪のリソース100%筋肉に変換したのかこの人は。

ヤンキー漫画さながらの治安悪いアクションの応酬がものすごくアツかったし血生臭かったな……縄田さんのアイディアも満載だったと思うのだけれども杢代和人くん本人のセンスも抜群なのでいつかハイローに出て欲しいなぁと思う。


◆編集後記

・C101新刊脱稿しました(ギーツ感想まとめ本)

今回は黎明・邂逅編のみです

というわけでおしらせです。

C101新刊『キツネガタリⅠ~黎明・邂逅編~』脱稿いたしました!

今年度は中田裕士さん1号ライダーの年だからこそできる事をたくさん追及していこう……というのが私の使命。今期より始めた仮面ライダーギーツの感想シリーズもその一環だったりします。
というわけでよろしくお願いいたします。兎にも角にも私なりにUGに向き合った一年間を残していきたいです。

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