猪木のモノマネし過ぎてシャクれた少年
突然ですが、私は後天的にシャクれた男です。
私は群馬県、田舎出身の28歳。
最近では、趣味のお酒とラーメンのおかげですっかり大きな体になってしまいました。
今は、顎のお肉が多くなってしまい、奇しくも分かりづらくなってしまいましたが、シャくれています。
ルッキズムの時代に逆らった内容かもしれませんが、私はしゃくれています。
学生時代のあだ名は、シャックでした。
学園祭の時のクラスTシャツの背中には、シャークと刺繍してリレーを走っていました。まるでサメの如く。
元々の明るい性格と、キャッチーな顎のおかげで先輩や同級生たちとも仲良く過ごすことができました。
そう、この顎のおかげでね。
ただ、この素晴らしい顎は、先天的に授かったものではありません。
努力して、手に入れた顎なんです。
あれは私が3歳の時、父親から教えてもらった「アントニオ猪木」のモノマネ。
やる度に、家族で爆笑が起きたのを今でも覚えています。
顎を出し、両手をウルトラマンのように構え、セリフは勿論「元気ですかぁー!!」
調子のいい日は、1.2.3ダァーまでやってました。
家族の嬉しそうな顔が嬉しくて、それから猪木のモノマネが私の持ちギャグのようになっていました。
もはや、顎を出すのが癖になっており気づいたらシャクれた変顔をしていました。当時の私はまだ幼く、骨格形成の途中だった事もあり、気づいたら下顎が上顎を追い越してきていました。
気づいた母親がとった行動が「緊急イノキ禁止令」の発令です。
「嫌だ!!なんでなの!?」と泣きじゃくったのを鮮明に覚えています。
安心してください。
そんな発令で諦める私じゃありません。
夜の布団の中、車の後部座席、お風呂で頭を洗ってもらってる時、親の目を盗んでシャくれまくりました。
母が隠れシャくれ行為に気づいた時には時既に遅し。今の顎が完成されました。
努力は神から与えられたポテンシャルを超えられるという事を体現してみせたのです。
今日も良い日を過ごしましょう。
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