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失恋して修造投げ飛ばした話

人生で初めての失恋は
20歳、大学2年生の冬でした。

14歳から、6年間お付き合いさせて頂いた彼女とは
成人式の前にお別れすることになりました。

今となっては私の青春を彩る
良い記憶に浄化されましたが
当時の未熟な私は、悲しみに暮れ
松岡修造を投げ飛ばしてしまいました。


失恋というのは、何歳になっても悲しく
辛いものですよね。

20歳の私には、
耐えられない程に悲しい出来事でした。

いつもの景色がモノクロに。なんて
嘘くさいと思ってましたが、
モノクロに加えて2G回線ばりのスローに
全てが映っても見えました。

彼女と過ごした6年間は
生活する景色全てに思い出を
持たせてしまっていました。

最寄りのコンビニ
電車の改札
家の近くの公園
全部に彼女との思い出があり
思い出す度に涙が溢れてくる。

失恋はそれ程に強烈な出来事で
解釈不能な行動を起こさせてしまうものです。


まだまだ傷が癒えず
何も考えずに立ち寄った近所の本屋にて
彼と出会いました。

普段全く本なんて読まない私でしたが
なんだか、これは今読むしかないと
謎の使命感に駆られ、中身も見ないで即購入しました。

何度もくどいですが
失恋は人を解釈不能な行動に導きます。

本を買い、そのまま読もうと
近くの河川敷へと行き
座る場所を探している途中、、
気づいたら
「クソガァぁぁ!!!」
と絶叫しながら、
修造を川に投げ飛ばしていました。
勿論泣きながらの投げ飛ばしです。

1ページくらい読みたかったな。
修造さんごめんなさい大好きです。
またどこかで会う機会があれば。

それでは!

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