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東日本最長片道切符 2日目 (2022年5月1日)
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今日は盛岡駅から西へと進む。17両の列車の内の7両こまち203号で秋田へ。
秋田新幹線は在来線の田沢湖線と奥羽本線に新幹線が乗り入れる形での運転。
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在来線乗り入れのため車両の大きさも通常の新幹線より小さく在来線と同じで普通席は左右2列。そのため新幹線ホームでは、列車とホームに間が空くため、ステップが出るようになっている。
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東日本系の新幹線は総じて普通席でも結構快適に過ごせると思う。こまちは全席指定のため、秋田新幹線の区間にも指定席分差引きの特定特急券がある。
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2022年4月当時岩手県(盛岡市?)で宿泊するとこのようなものが貰えた。
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今日は朝から雨が降ったりやんだりの天気だった。奥羽山脈を越えて秋田県へと入る。
赤渕~田沢湖は山を越えるカーブが多い区間であるが、ある電車運転ゲームでは130km/h出さないと間に合わないダイヤになっていて、どう考えても無理がある。
大曲駅は新幹線車両では唯一方向を変える駅だが、秋田まで一駅ということもあって座席はほとんど後ろ向きのまま出発した。
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秋田駅に到着し、そのまま10分程の乗り換えで羽越本線の特急いなほ8号へ。日本海の海をあらわす瑠璃色の車両が来た。
いなほでの車内販売は無いので、乗り換え時間で昼食とか飲み物を買わなければいけない。10分あれば改札外すぐ横の売店に立ち寄ることは簡単だが、今回使っているのが出札補充券のため、必ず有人改札を通ることになり割と余裕が無い。
とはいえ割とそこまでぎりぎりという訳でも無く車内へ
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今回の乗車車両はグリーン席、東日本の特急車両では珍しく3列になっていて前後に衝立があるため、深いリクライニングも差し支えない。
2022年より東日本のグリーン料金が他社と同額ぐらいまで値上がりしたが、この座席に関しては、それに見合う豪華さは十分にある。
元々特急いなほでは485系の6両の時は半室グリーンだったが、E653系の7両に置き換わり、元々普通席だった1号車をグリーン車にするときに、普通席縦2列分のスペースを使い、1+2列のつくりに改造したためここまで一席の空間が広くなった。
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今回東日本最長片道切符では、全区間JR東日本の路線となるため、JR東日本の発行している株主優待券を利用している。
東日本区間の乗車券と付随する乗車券の区間内に収まる1列車だけ特急料金、指定またはグリーン料金が4割引きになることになっている。
東日本最長片道切符の経路内の特急列車で一番最長の乗車となりグリーン車がある。秋田→坂町の特急いなほを株主優待割引とした。
因みに西日本や九州の株主優待券では、乗車券特急グリーン共に5割引でかつ、区間内であれば料金部分が複数列車でも利用できるという更にお得な仕様となっている。
とはいえこの日のいなほ8号は、東日本最長片道切符の受け取りと同時の予約の時点では、辛うじて通路側の1席だけが空いていた状態で、かなりぎりぎりでグリーン席に乗車することが出来たのであった。
一年前に初めて乗った時は、平日の16時台発の秋田→新潟だったが、新潟駅までグリーン車には自分一人しか乗っていなかったこともありこの混雑は思わぬものだった。
臨時含めいなほは3往復のみの秋田駅からも、既にグリーン席は結構埋まっていて、大型連休の賑わいが戻って来た事を実感したいなほの乗車である。
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この車両のグリーンはフットレストが無いが、それもグランクラスのスリッパがあれば、グランクラスに乗るよりも快適な座席となる。
グランクラスにあるスリッパは持ち帰ることが出来て、使い捨てとは思えないぐらいしっかりとしたつくりで、毎回どこかへ行くときはいつも持って行ってる。
座席は通路側だが、隣に人がいても窮屈さを全く感じない幅広さを持っていた。
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秋田県を日本海沿いに南へ進むと象潟では、少し小高い丘のようなものがいくつも見える。元々丘の部分は島で、平地の部分は海だったが、地震により土地が琉球し、まるで陸に島があるような風景になったという。
田の奥に鳥海山が見えるようになり山形県も近い。曇ったり雨だったりの天気だが、雪残る山頂はどうにか見えていた。
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昼食は秋田駅の乗り換え時間で買った駅弁と日本酒。
昨日立ち寄った大館駅が販売の中心となっている花善の鶏めし。この弁当で900円はコストパフォーマンスも良い上に、鶏肉と卵と米の相性がとにかく美味いと感じた。
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昼食後、グリーン車にあるミニラウンジへ、椅子の作りは簡易的なものとなっているが、グリーン車専用という事もあって人がいることは無かった。
海側に向いている席と、山側に2席あった。
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今日は雨で日本海も空も車両の瑠璃色には程遠いが、昨日の晴天の五能線からの風景も今日の雨の羽越本線も全く違う魅力がある。
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新潟県に入り、特急停車駅の府屋駅へ
すぐ近くは海で、こんな雰囲気の駅は結構好きだったり。
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村上駅到着直前、突然車内の灯りが消えた。
これは故障ではなく、羽越本線では村上ー間島で、架線に流れる直流と交流が入れ替わるために起きる現象。
最近のE531系では車内灯が消えることも無くなったが、E653系までの車両では車内の電気も非常灯を除き消えるようになっている。
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坂町駅でそのまま米坂線に乗り換え、1両の汽車にはそこそこの人が乗車していた。新しい気動車のGVE400の新潟色に乗るのはこれが初めてである。
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米坂線は5年ほど前にJR乗りつぶしで一回だけ乗っただけで、かなり久しぶり通った。
特徴があるわけでは無い新潟と山形を結んで山を越えるローカル線だが、車窓を見ると、かなり雰囲気が良かった。
小国駅あたりでボックス席が空き始め、米沢の盆地へと山を下る。
今泉駅からは、赤湯まで山形鉄道が短く結んでいるが、JRをまわっていくには米沢駅まで回っていく。
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山形県南のまちにある、米沢駅へ到着。駅の中に米沢牛の像がある。
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2022年3月より全てのつばさ号では全席指定化されて、秋田新幹線と同じような仕組みに変わった。
ホームには元々16,17号車が自由席だった部分が消されていた。
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進路を変えてつばさ15号で新庄駅まで北へと進む。繁盛期じゃない時でもつばさの自由席は結構混んでいることがあったり、福島駅で空席があるやまびこの自由席まで走るという光景が見られたりしたので、全席指定化した方が良かったと思っていた。
大型連休により、車内も結構席が埋まっていて特定特急券で座るのは少し難しく指定席での乗車。
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個人的に赤湯を過ぎたあたりの山を少し登って、まちを見下ろす位置の景色が山形新幹線では一番好き。
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山形県で一番高い建造物は、まるで山のような高さで特に周辺の一軒家や田との対比が特に目立つ。厚い雲に覆われている分、一本の柱が天へとつながっているようにも思える。
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新庄駅へ到着、新幹線が乗り入れる奥羽本線の標準軌はここで途切れ、向かい側に秋田方面の狭軌の線路が並んでいる。駅舎は新しいつくり。
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新庄から更に北へと進む。701系秋田色の一部はテーブル付きのボックス席があったりして、人がいなかったので一人で使えた。このボックス席は、向かい合わせの幅が広くて、前に人がいても窮屈さをあまり感じない。
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及位を越えて山の中を進み秋田県へと入る。ワンマンで開く駅が少ないためか、2両目には自分一人だけ。
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横手駅に到着し今日はここまでに。
今朝通った大曲駅からは、約15kmしか離れていないが新潟県まで回ってきてまた戻ってきた。最長切符をやるときはこのように近い所を全力で遠回りするようなルートを進む。
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駅前すぐの店で、夕食に横手焼きそばを食べる。焼きそばは鉄板で焼くのが一番美味く、福神漬けとやきそばという組み合わせが以外にもあっていた。
今日の経路
盛岡→田沢湖線→大曲→奥羽本線→秋田→羽越本線→米坂線→米沢→奥羽本線→横手
3日目へつづく
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