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働き方改革・働きがい改革は目標を下げる事ではない

働き方改革が叫ばれて久しいですが、皆さんの会社ではいかがでしょうか?

「残業を減らす事・有休を取得する事が目的になっている」

「若い社員に優しくする・ハードルの高い仕事は与えない」

といった内容に留まっている会社が多いかなと感じています。

確かに以前の様に

とにかく与えられた仕事は文句を言わず頑張れ!

使うかは分からないけど、この資料作っておいて!

残業時間が多い?仕事が終わらないなら仕方ないだろう!

といった“やる意味があるかも分からない”、“目的も伝えない無理強い”は生産性向上やモチベーションアップに繋がらないため止めるべきです。

一方で、”やるべきハードな仕事自体をさせない”というのも間違っていると思います。

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最近は若手に対してやるべき意義・価値をしっかり伝えていく事が重要という考えが主流になっています。

その考え自体には賛成ですが、いつの間にか”キツイ仕事・地味な仕事はさせない”という考えにすり替わっているなと感じる場面も多く見受けられます。

その分は在籍年数の長い、いわゆる”昔の働き方をしてきた世代”のハードワークでバランスを取っているのではないでしょうか。

そうすると、若手の育成機会を逃すことになりますし、「キツイ仕事はしなくても良いんだ」という間違った認識を植え付けてしまうリスクもあります。

どんなに働き方や働きがいが求められる時代であっても、会社として、組織として求められる成果は出さなければなりません。

マネジメント層はそういった点から逃げて組織運営はできませんし、持続的に成果を出し続ける事も当然できません。

成果を出し続けるならば、メンバーに意味のあるハードワークを求め、それに応えられる人材で組織をつくっていく。

目標を下げるのではなく、目標達成に向けたプロセス設計とモチベートに尽力する事が必須の時代です。

その目標とプロセスに納得できない社員は退出すべきですし、もっと言えば入社させない事が大切になってきます。

マネジメント層もメンバーもその覚悟をもって日々の業務に向き合っていきたいですね。


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