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「中国風」がどハマり!湖南省長沙の激映え行列ドリンクって?

タピオカミルクティーの嵐が去り、コロナとの戦いをほぼ終えた感が漂う中国・湖南省長沙発で、行列が止まない注目のミルクティーブランドが現れた。その名は「茶顔悦色」

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他のミルクティー店は待ち時間なし、それどころか一時のブームに敗北した店舗が次々と姿を消す中、「茶顔悦色」のお茶を飲もうと遠方から訪れるお客も非常に多いという。番号札を手にして数時間並ぶこともあるらしい。

なぜここまでして「茶顔悦色」のミルクティーを飲みたいのか。
そのキーワードはここ数年コスメ業界を皮切りにブームをもたらしている「中国風」のコンセプトデザイン。
古代中国を思わせる店内設計とメニュー作り。故宮博物館に所蔵されている中国古典の名画がドリンクカップに印字され、かなり強めの「中国風」で特別感を演出している。
人気メニューのネーミングもユニーク。「幽兰ラテ」「筝筝纸鸢」「人間烟火」などどれも、故宮博物館ゆかりの画家や故事成語を引用した名前が並び、中国のSNSで爆発的に拡散されている。

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また、他の著名ミルクティーブランドに比べ、濃厚でボリュームあるフレーバーも人気の秘密のようだ。全体的にかなり甘めなので、お勧めは砂糖半分でオーダーするくらいがちょうどいいらしい。中国風のカップからそびえ立つクリームは、口コミによると「見た目ほど甘くなく、スッと溶けて爽やか」とのこと。もちろん、各社デリバリーアプリからもオーダーできるのだが、作り立てでしか見れないクリームの映え感を求め、未だ行列が絶えないお店となっている。

他国へ渡航できない日々が続く中、中国国内産業の「中国風」ブランディングブームはますます加速中。

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*写真出典:小红书



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