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人間は遊ぶために生きている?

先日買った、永井均さんの「子どものための哲学対話」という本を読んだら全然子供向けじゃなくて胃もたれを起こしてしまいました。

1章、1節から"人間は何のために生きているのか?”というガチガチのテーマ。

”ぼく"の質問に対して、猫の"ペネトレ"が好き勝手に答えを言い放ち、"ぼく"の「どういう事?本当かなぁ?」で終わる。という構成で、ネタバラシの無い落とし穴を大量に掘られた気分です。

ちなみに"人間は何のために生きているのか?"という質問に対するペネトレの答えは、"遊ぶため"でした。言い換えると、"自分のしたいことをして楽しむため"。勉強をするのも、評論家みたいな仕事があるのも、より楽しく、より深く、遊ぶためです。本当かなぁ?

少し話が変わりますが、私自身も子どもの時にふと"何のために生きるのか?"を考えたことがあります。その時の結論は、"親や兄弟が悲しむから死ななない"でした。我ながらかなり消極的ですね(笑)

ただ、何の疑いもなく、"自分が死んだら家族が悲しむ"と感じたのって、結構すごいことかも思ったり。家族がいる限りは、無条件で自分の存在を肯定出来ます。

ひとまず"私が死んだらアイツは悲しむだろうな"と思われる親になることを育児の目標にしようと思います。

ペネトレ

作:妻

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