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【EWD企画】地元を語ろうの会!Vol.4

🏃‍♀️みなさんこんにちは!

Earth Week Dokkyo実行委員会のかなです!

今週月曜日から投稿しておりました企画「地元を語ろうの会!」🥳第4回目は、、、、

🌿🥬1人暮らしの方も簡単♡シュークルート🧂🌿

ゆりこさんとは2019年の夏に一緒にEarth Week Dokkyoを運営させていただきました!私にとって人生のお手本にさせていただいている先輩の1人です(^^)

🌿🧡それではどうぞ!🧡🌿


はじめまして。
フランス語学科4年のゆりこです。Earth Week Dokkyoには2018年の冬と2019年の春に運営メンバーとして関わっていました。今回は私が気に入っている漬物のレシピを最後に紹介します。よかったら最後まで読んでみてください。


 
宿場町、喜連川。

さて、地元をテーマにした企画ということですが、私の出身は栃木県。さくら市の喜連川というところで、人口は1000人くらいです。(2005年に隣町と合併する前は「喜連川町」があり、その範囲には1万人くらいが住んでいます。)
 
シンボルはお丸山公園。喜連川城跡が整備されて公園になっています。喜連川の子どもは遊ぶといったらこの公園で、私もたくさんの思い出があります。東日本大震災の際に大きな被害がありしばらく立ち入り禁止となっていましたが、今は以前よりも規模が小さいものの、散歩をしたり景色を眺めたりできるようになってきました。

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(これらは実家に帰った時に何年かぶりに訪れたお丸山公園で撮った写真。赤い橋が目印です。)

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(橋から見える景色がこちら。)

こんな、田んぼや畑の広がるのんびりとしたところが私の地元、喜連川です。

栃木の代表、しもつかれ。

栃木の郷土料理といえばなんといっても一番初めに思いつくのは「しもつかれ」。ご存知でしょうか。鮭の頭と大豆、根菜、酒粕を煮込んだ、(見た目は茶色で地味ですが)とってもおいしい料理です。しもつかれは初午の日(2月のはじめの午の日)にお赤飯と一緒に作るのが一般的で、それを稲荷神社にお供えしていた伝統があります。特に農村地域だと各家庭で作って近所と分け合い、味の食べ比べをしたりもします。

こどしもぉ、しもつかれつぐったっけぇ、食べてみぃ。(今年も、しもつかれ作ったから食べてみてよ。)」という感じで、持ってきてくれるのです。ちなみに私は母が都内出身ということもあり、あいにく喜連川弁を話すことはできませんが、栃木に帰って特に祖父母世代の方と話すたびに方言の面白さを感じています。

私もしもつかれを幼いころから食べていて、祖母の家では「あ、〇〇さんちのしもつかれ、今年はちょっと酒粕強いねえ」とか、「〇〇さんちのしもつかれは臭みが全くなくて上手なんだよね」といった会話が飛び交っていました。季節ごとの食をもとにして会話が弾む、そんな田舎のコミュニケーションが私は大好きです。

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(しもつかれ。写真は栃木県のホームページより。http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/intro/tochigiken/miryoku/kakuchi/006.html)

温泉ナスがおいしい。

喜連川は日本三大美肌の湯といわれているくらいの質の高い温泉が有名で、家で温泉を楽しむことができる地区もあるんです。80年代に町おこしとして温泉が掘られたようで、町にはいくつもの温泉施設があります。

その温泉は農業にも使われていて、それはくみ上げた温泉を熱交換器で温風に変えてハウスの中を温め、土壌にも温泉をまく、というもの。そのハウスで育てる「喜連川温泉ナス」が知られていて、温泉の利用方法として栽培されるようになったようです。私は小さいころからたくさんこの温泉ナスを食べていました。普通のナスよりもうんと小さくて皮が柔らかいので、まるごと塩で漬けて漬物にするのがとっても美味しいのです。母は梅干しや白菜の漬物、ぬか漬けなどいろいろなものを作ってくれましたが、中でも温泉ナスの漬物がとびきり好きでした。そんなふうに育ったからか、漬物好きは今も変わりません。

温泉ナスの漬物のレシピを紹介したいところですが、私は今一人暮らしで喜連川を離れていて材料が手に入らないのと、せっかくなので皆さんに作ってもらいたいという想いから、手軽なキャベツを使った漬物のレシピを紹介したいと思います。

フランスのキャベツの漬物、シュークルート。

今回紹介するのは、簡単にできて保存のきく漬物のレシピ。学生のひとり暮らしの狭いキッチンでもできる、そんなレシピを選びました。私は去年の9月から7か月ほどフランスに留学していて、その時に出会ったのが「シュークルート」というお漬物。端的に言えば乳酸発酵させたキャベツです。漬物が好物の私は、異国の地でもその魅力にハマってしまったわけです。

火を加えないのにしんなりと、でもほどよくシャキッとした食感、そして発酵による丁度いい酸味。材料はいたってシンプルなのにこんなにも美味しくなるのか、と作るたびに思います。しもつかれもそうですが、使う材料は同じでも作る人によって味が変わるのも、手作りする楽しみでもあります。友達と作って食べ比べをするのも楽しいかもしれませんね。

私はそのままお新香のような位置づけで食べるのが好きですが、サラダに混ぜたり、さっと炒めたりしても美味しいです。

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漬物を作るとなると大がかりなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、このシュークルートは小さな瓶でも少量から作ることができます。そして保存がきくので、保存食としてストックしておくのもおすすめです。

【材料】500㎖の瓶一瓶分(写真は1ℓの分量で作っています。)
· キャベツ 400g
· 塩 4g(小さじ1弱)
· スパイス(クミンシードやフェンネルシードなど) お好みで。なくても作れます。
※キャベツの重さの1%の塩、という風に覚えておくと便利。塩は2%まで増やすこともできますが、発酵させると酸味が加わるのでしょっぱくしすぎない方がおいしいです。

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【準備するもの】
包丁・まな板・ボウル・きれいな瓶(煮沸消毒するのがおすすめ)
【作り方】
作り方の簡単な動画を作ってみました。参考までに。

シュークルートの作り方
1.キャベツを千切りにする。芯の部分も食べられるので捨てずに細く切ります。 2.ボウルにキャベツを入れ、塩を加えて手で混ぜる。2分ほど経つとしんなりしてくる。

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一つかみとって力を入れた時に水分がぽたぽた垂れるくらいまでしんなりしたらOK。

3.スパイスを加えて混ぜる。(写真ではクミンシードを加えています。)

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4.瓶に空気を抜きながらキャベツを入れる。ぎゅっと手で押しながら入れるとやりやすいです。

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※発酵中にかさが増すので、瓶をいっぱいにしないように注意してください。
5.ふたの部分や瓶の口をきれいにしてふたを閉める。(水分などがついたらふき取ってください。)
6.常温で2週間おく。(途中水分が上にあがってきたり、瓶を開けるとプシュッと音がしたりします。色はどんどん黄色っぽくなってきますが、2週間我慢すると酸味のきいたおいしいシュークルートになります。写真は左が1週間半たったもの。)

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作った日をメモしておくとわかりやすいのでおすすめです。 ※できあがったシュークルートは冷蔵庫で保存してください。今の時期だと完成から1か月は保存が可能です。

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いかがでしたでしょうか。キャベツと塩さえあればできるシュークルート、ぜひつくってみてください!


ごちそうさまでした!!

フランスに留学されていたゆりこさんらしいチョイスのレシピをいただきました!(^^)🧡

また、しもつかれ、温泉ナスの漬物と、漬物好きということがよくわかりますね☺️

私も祖母のぬか漬けが大好きで、今も実は近くのスーパーで売っているぬか漬けを買っています。自分で作るのは大変そうですが、長期間持って美味しく体に優しく食べられるシュールート、ぜひ作ってみようと思います!!(名前がとってもオシャレですね)

動画もとっても分かりやすくまとまっているので、ぜひご覧くださいね👀


それでは、、早くももう1週間経つんですね。まだ終わっていませんが、今回頼んだ4人の方のレシピ、本当に素敵でしたし、みなさんの背景を知ることができてとっても嬉しいです、、、

さて。第5回目ラストをしめるのは…

👾🍅ロシアのボルシチです!🥬😻

最後で読んでいただき、ありがとうございました!  あなたの食卓が少しでも彩りますように。そして少しだけ地元の好きなところに思いを馳せてみてくださいね。明日もお楽しみに〜!!☺️





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