セージ/教皇 ハーバルタロット#5
セージ Salvia officinalis(シソ科)
ハーバルタロットは、「教皇」のカードの前までは、ずっと漢方で使われる薬草が描かれていました。ここからやっと、皆さんがおなじみのハーブたちが登場してきます。
セージは、お料理にも使われて、ハーブ好きの人たちの中では、わりと身近に使われるハーブではないでしょうか?
薬用としても消化器の不調を改善したり、血行促進など、幅広く活躍するハーブです。お茶に加えると、華やかではないですが、ユニークな独特の香りです。薬臭い、という方もいますが、気を引き締めたい時、集中力高めたい時などには役立ってくれるのではと思います。
それから、セージと言えば、乾燥させたものを焚いて、場の浄化をするもの、という印象をお持ちの方も多いかもしれません。スマッジングと言いますが、それに使われるセージには他の種類もあるので、そちらについても言及しました。
今回は、自然界の見えない存在であるデーヴァのことや、セージの伝承を紹介しながら、神話や伝承を象徴としてとらえれば、隠された意味に触れることができる、ということ、について書きました。
ハーバルタロットに書かれている、植物のスピリチュアルな特性は、神話や伝承、伝説などに関連している情報がたくさんあります。それらの物語を単純に額面通りに解釈するのではなく、どう見るかということを知っておくことが、植物の持つ力についても、カードのことについても深く理解することに繋がります。
では、今回のもくじです。
1.セージのスピリチュアルな特性
2.人間界とデーヴァ界
3.セージのニンフ(妖精)の話
4.神話や伝承の解釈と直観理解の体験
5.不老長寿、不死のハーブ
6.魂の視点で見る
(約4800字)
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