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スズランのことば「仲直り」 地上に平和を。

「地上に平和を、人々に善意を」

毎週参加している秘教心理学の読書会でシェアされた言葉。昨年のクリスマスに朗読会をやった『ベツレヘムからカルバリーへ』の一節です。イエスの誕生に天使たちが発した言葉だそうです。元の言葉は「神に栄光、地には平和、御心にかなう人」です。この本の最後の言葉には、「地上に平和を、人々に善意を」と締められています。

神を持ち出せば宗教的なにおいがするので、著者のアリス・ベイリーが使わなかったのかもしれません。この本が記されたのは第2次世界大戦の前後です。

これまでの宗教のイメージは狂信性、宗教戦争、宗教の政治利用、カルト宗教など、あまりよいイメージがないのも事実。この本の冒頭に実際「キリスト教は失敗に終わった」という言葉も書かれています。余談ですが、アリスは秘教本を記す以前は、キリストの福音を教えることをしていたようです。

狂信的で分断を生むような宗教は必要ないけれど、人が人としてどちらを向いて生きていくのかという指針が今、求められているのではないかと思います。それは、どこかに書いてあるものでもなく、自分の奥深くに記されていること。

イエスキリストが地上に受肉したときには、天使のみならず、宇宙全体が祝福したそうです。物質という重々しい世界の中に、霊的存在が降りて来たという一大事だったのでしょう。

もちろん地上のいきものたち全てもそうに違いありません。植物たちはキリストの誕生にたいしても、処刑に対しても、喜びや悲しみをもって反応していたといわれています。

自分の祈りの気持ちとして、この言葉とともにあげる写真を選びました。自分の庭で撮ったスズランの写真を添えます。

スズランの花言葉には「仲直り」ってのもあるらしいです。
自然界の叡智と地球の魂とともに。

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