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シュタイナーの世界観と植物観察
目に見えるものだけがすべてと思い込んでいる世界の中では、魂は窒息してしまいます。
魂の呼吸を楽にしてくれる存在が自然界であり、植物たち。
ゲーテ・シュタイナー的自然観察を知ってから、もう5~6年ほど学びを続けています。2018年から2年間、シュタイナー学校の教員養成講座を受けて、その後のコロナ禍になってからは、シュタイナーの本を読む読書会をおこなってきました。何年かやっていると、だんだんと、その二つの間が埋まってきたような気がします。
シュタイナー関係の講座、とくに読書会などはオンラインで多くの先生方がされているので、ちょっと気後れするのですが、私ができることを伝えていこうと思います。
●シュタイナーの難解なテキストにどのように向き合っていったらいいか?
最初は自分が理解できるところだけ拾って読むような感じでしたが、無駄のないシュタイナーのテキストは、じっくりと考えながら丁寧に読んでいくことで、シュタイナーの思考の流れに触れていくことだ大事なのだということに気づきました。そうした味わい方を『神智学』を読みながら、皆さんとともにやっていきたいと思います。
●シュタイナーが言っている霊的修行ってどんなものなのか?
人間は魂の存在であり、魂をもって地球という物質界に生きています。そういう存在としての人間は、どのように生きていったらよいのか?その指針がシュタイナーの世界観に学ぶことができます。それは、「魂の教育」と言っても良いかもしれません。
魂がより目覚めるような行、今風に言えばワークが『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』にはいろいろ紹介されています。ひとりではなかなか進まないものを、『いかちょう』を読みながら、仲間とともにやっていく場にしたいと思っています。
私はシュタイナーとは別に、ヒーリングのトレーニングの中でアリス・ベイリーの秘教(『秘教治療』から入ったのですが)も学んでいます。最近は、この秘教的なところにもつながるラージャ・ヨガにて瞑想やヨガ哲学を学んでいます。魂の存在としての人間は何を学ぶ必要があるのか?という「スピリチュアリティ教育」または「ホリスティック教育」を自分を実験台として研究しているようなものです。
それぞれに触れていると、見ている世界は同じであり、魂の存在である人間としての在り方、学び方、修行の仕方については、ほぼ同じことを言っています。そして、それは、今の混乱している世界にブレずに生きることや、さらに、世界を自らが創造していく上で、知っていなければいけないと言えるぐらい、確信をしています。押し付けはしませんが(;^ω^)
●ゲーテ・シュタイナーの自然観察『百合と薔薇』
この本の読書会は何度かやっていますが、毎回、みなさんが「目からウロコが落ちた」「自然や植物の見方がかわった」と、目がキラキラし、わくわくする読書会です。
私たちの目の前にある自然界に働くみえない「力」を知るということは、今まで自分が生きてきたこの世界が、もっと豊かであることを知ることになるのです。
そして何より、この世界は、本当に生きる価値のあるものだ、ということを実感してもらえるのではないかなと思うのです。
オンラインですが、植物の観察や線描画なども取り入れて、体感したり、自分で気づく力を促したりするよう心がけています。
百合と薔薇という植物を比較してみていく中で、シュタイナーの世界観にも触れていくことができるお得な本です。
*開催講座について
『神智学』の読書会は2023年9月で終了しました。
『百合と薔薇~ゲーテシュタイナー的自然観察への誘い』は継続中。
詳細はウェブサイトをご参照ください。
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