アストラル界に溺れることなく自分を見つける
「開かれた目によって最初はっきりと見るアストラル界の外観は、濃い霧、混乱、変幻する形態、互いに浸透し混ざり合った色彩であり、どうすることもできないように思われる万華鏡の観がする」
(『ホワイトマジック』アリス・ベイリー著より)
ホワイトマジックの最初の6つの章はメンタル界についての話で、ここから5章はアストラル界について扱っている。
アストラル界とは、感情や欲求のある階層であり、そこに反応するのが自分のアストラル体(感情体・情緒体・欲求体などという)である。多くの人の意識はアストラル界層にあり、今の人類の課題としては、アストラル界からメンタル界層へと意識をシフトする事だ。
メンタル界に意識を置く重要性は、ここまで書いてきたものを読んでみてください。
エネルギーの階層でいえばそうなのだけれど、日常的に自分が感じる内的な状態、例えば不安感や恐怖感、嫉妬、憎悪などもアストラル界で起きていることだし、嬉しい、楽しいなどもポジティブな感情としてアストラル体が捉えているものだ。
アストラル界は幻想をつくりやすい階層でもあるし、恐怖や不安もある意味幻想なのである。「濃い霧、混乱、変幻する形態…」というものを、客観的に認識していくことで、そこに巻き込まれている「自分」を澱んだ水の中から引き上げることができるのである。
スピリチュアルな道を行くうえでは、アストラル界という戦場で自分との闘いが繰り広げられ、しかし、最後に求道者はそこから必ずや勝利者として縁から這い上がってくる。
そのためには、自分のために、なにかサイキック能力を身につけたいと思う利己的な動機を排して、それを世界に役立たせることを考えることが大切だ。自分が持っている、世界に提供できる質は何なのであろうか?
意識を向ければ、必ず存在している自分の潜在的な力を探し当てたいもの。そのためにできることはたくさんある。
自分の持つ欲求性質に耳を傾けること、それがどの動機から来ているかを観察すること、自分のエネルギーに周囲や人のエネルギーが混じっていないか見分けること、などの識別力を養うことが、白魔術師としての最重要課題であるともいえる。
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魂へ続く道は、地道なものなので、少しづつはじめることが大切です。
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