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ここからどこまでこのメンバーを重ねていけるか。 そのためにはもうひと息感情のぶつかり合いが必要な気がする。

MOUTNAIN BIKE JORNEY2019
7/27 DAY7 走行75km
尾鷲→度会

昨年に引き続き今年も台風がやってきた。
幸い勢力が強いものではなかったので、宿泊している尾鷲の付近を通過したものの、風も雨もひどくはならなかった。
どんよりと重い雲の隙間の晴れを狙うように出発。
森田さん本当にありがとうございました。

台風の目のような晴れ間を追いかけていくつもりが、すっかり雲がおりてきて重たい雨を降らせる。
ザーッとそのまま音が聴こえてくるような重い雨。
山道での下り坂ではバイクの水しぶきが高くあがっていく。
風で飛ばされてきたのか植木鉢が転がっているのを何も言わずによけた子ども。
その後ろを走っていたメンバーがそれに気づいて急ブレーキからスリップした。

もう少しで転倒していた。
雨の中メンバーを集めて叱る。
自分がよければではなく、自分が後ろのメンバーの安全も背負っているという意識を何度も言い聞かせる。
怒られたくないからしないではなく、その意味をしっかりイメージできるようになることが何よりも大切。そうすればそのことは自分のものとして意識していけるようになる。


昼までは重い雨がそのまま降り続いていき、気温もあがらずみんなブルブル。着替えさせてもまたずぶ濡れになってしまうので、そのままでとりあえず屋根のあるところまで走らせることにする。
さすがに大雨と上り坂のコラボは子どもたちにとってもしんどいようだ。

トンネル手前のひさしのようなものが出ているところで休憩させていてもテンションがあがらない。
そんなときにかすみさんがポテトチップを思い出して、出してくれてみんな元気復活!
そのまま雨のなかを登りきって、そこからおりたコンビニでとりあえず体をあっためるためにインスタントラーメンを解禁してみんなでコンビニのひさしの下で食べた。
「体に悪いものはうまい!」
と笑っている子どもたち。

台風が抜けきったのか午後からは小雨になった。夕方には曇りに。
今日はパンクに、転倒が2回に子どもたちにとっても試練の日になったけれど、それでも以前までのようなことはない。
みんなで声かけをして、サポートし合ってなんとかやっている。
そして走行中も一体感のようなものが生まれはじめてきているのを感じる。

笑顔も歌も涙もふてくされも、出会った人からの応援もたくさんあった日。
伊勢長島では森田さんの親友のひもの屋の上野さんにたくさんたくさんみりん干しをいただいた。
夜の河原キャンプでみんなに食べさせる。
もうごはん炊きも、味噌汁づくりもばっちり。

ミーティングでもいい共有ができてきたように思う。
ここからどこまでこのメンバーを重ねていけるか。
そのためにはもうひと息感情のぶつかり合いが必要な気がする。

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