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見切り発車が旅のはじまり。

Ride a Life Journey 2021 DAY6
*ついに走りはじめました!


姫路自宅→相生市 道の駅あいおい
走った距離:35,20km


いよいよ出発の朝。時間をかけて荷物をパッキングしていく。
朝ごはんは昨日名古屋のから子どもたちのためにと届いた天然酵母のパン。そこには息子さんが手づくりしてくれたクッキーも一緒に入っていた。


息子くんは旅に参加することを決めて学校に伝えにいったんだけれど、担任の先生の寂しそうな姿を見て、自ら今回はやめておくことを決めたそうだ。それを聞いたときに、自分のなかで浮かんだ思いは、なかなか言葉にならない。

ほんとに今回のこの時期での長期旅では、たくさんの声が届く。そして自分が企画したことを考える。参加してもしなくても、多くの人に自分が決めてカタチにするものが影響している現実。そのことを絶対に忘れたらあかんと思う。そして今回もほんまに多くの支援をいただきこうして旅ができている。


さてさて旅のほう。家から旅に持ち出す荷物を出したあとは部屋の大掃除。
そして洗いもの。旅に出ると決まった昨日はすんごいテンションだったけれども、
こうしてまた片付けの段階や、荷物を取り付けるようなときになると集中力がなくなる。


毎日のルーティンのようなことでは意識がつねに持てるけれど、こういう段取りが必要なことはどうしてもまだ自分の判断、順序というよりかは指示を待つ感じ。これは年齢的なものなのか、学校の習慣なのか、はたまた。ひとつのことにも「こうだ」としてしまうと見えなくなってしまうものがある。自分もゆらぎ続けるなかで考え子どもたちと向き合っていくことしかできない。


出発準備がだいたい終わって、あとはリサイクルに持っていくのと、旅の安全祈願かなというころにはお昼前になってしまった。出発させることがよしなのか、きちんとひとつひとつ重ねていくことがいいのか。いつもは集合場所で荷物を詰めてそのまま出発という旅をしてきたので、ここはいつもとまた違う自分の気持ちが働いているところ。


さあついにお昼になってしまった。両親に身送ってもらって、僕たちの旅が本当のスタートを切った。まず目指すのは広島県尾道市、去年の春と同じルートだけれど去年は日程の問題からスキップした区間。交通量も多い。キャンプできる場所も未定のまま、未知のルートを走る。

ひとりの旅とは責任が全く違うけれど、こういうハードルが自分にとってはおもろいというか、すごくやりがいがあるところ。自分もそうしてきたように、子どもたちを連れるからと同じ旅を繰り返したくない。それでは自分の旅はもう旅ではなくなってしまう。揺らぎがあってこそ。


さて自転車走行。まだまだフラフラ。ギアのシフトチェンジにも慣れていない。姿勢もさだまっていない。それでもこうして旅がはじまった。準備もそうだけれど、こういう走ることも予習なんてなくて、荷物を積んだ自転車にも、交通量の多い道路を走るときの集中のしかたも、走りながら、前に進みながら自分のものにしていくしかない。


それでもすぐに先頭は子どもたちに譲って、僕はそのうしろをナビしながら走る。250号線に出てからしばらくは一本道なので、僕は最後尾でチームを守る。自分たちの旅なのに、僕らの背中ばっかり見せるのは違う。彼らにまっさらな景色を見せてあげたいのだ。


最初の休憩。まだ20kmも走っていないと知るとがっかりしている子もいる。あれだけ走ったのにまだ20km。そして日はあと1時間もすれば傾く。そこでキャンプの視点を持たせながらこの先のルートを地図で見る。とりあえず今日残りの時間を考えて次の道の駅を目指すことにした。まだ姫路からは目と鼻の先の相生だ。


公園の木の下でテントを張らせていただくことにして、買い出しと夕食は丸亀製麺。
しょんぼりとしながら◯◯が食べていたので、ほのかが店を出ながら声かけしていたのを見て、そのあとフォロー。どうやら家族と離れているのがだんだんと寂しくなってきたらしい。


たしかに余裕が無くなってきていて、もともときっちりしたいタイプなのだけれど、なにかをやりながらおしゃべりしている2人を注意する言葉が尖っていたから。けれど温泉の休憩所でもう白目になりながらしたミーティングで、自分が寂しく思っていること、そしてそれを根性をつけて克服したいと思っていることを話してくれた。伝えてくれてありがとう。


僕らは公園で彼らにおやすみを言ってから、マクドに移動してレポート作成。来ていたメールの返信。そして最後九州で使うフェリーの会社との連絡のやりとりをする。12時近くなってしまった。ほんとに旅はこれからずっとこのたたかい。どうか最後までレポート書き続けられますように。

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