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目標が明確なときのスムーズさと、気持ちが抜けたあとのモヤモヤ感。

MOUTNAIN BIKE JORNEY 2019

7/25 DAY5 走行96km

尾鷲で森田さん(参加者の実家)が受け入れられる準備をして待ってくださっている。けど走るのは子どもたち。
彼らを引っ張っていくことはできないし、彼らの精神面を見守ってあげるしかない。

けれど昨日の夜に、これまでで1番しんどい峠、これまで最長の行程(95km)を伝えたうえで、それを乗り越えられれば森田さんのお宅に泊めていただくことができることを伝えてあったので子どもたちは朝からかなり引き締まっている。
時間の管理も少し気にしながら動くことができる。
今日は海沿い平坦のところが多く子どもたちもペースよくはしることができてきた。

10km、20km、30km、10kmごとに隊列が交代していくんだけれどたんたんとこなしていく。
想像以上にペースが早い。


60km地点から尾鷲に向けての峠をいくつも越える山岳ルートに入る。
その前に以前に行ったさぬきうどん屋さんでお昼を。
うまいもん食べさせるからがんばれよー!と1100円の天ぷらぶっかけうどんまでは許す!と言うと5人中4人はすかさずそれを注文。ひとりは「わかめうどん」という渋いチョイスだった。

うまいもんというのは人を無口にするものだ。
みんなあっという間にたいらげ、そしてそのあいだにお店のおばちゃんが「何で来さったん?」と子どもたちに聞いていて「ふじさん!?」と3回聞き直していた。

お店でおいしいお水を補給させてもらって、おばちゃんたちは店の前まで見送りにきてくれて、みんなにハグしてお別れしてくれた。
みんなの笑顔がいちだんかいひらけた感じでそのあともおばちゃんたちの笑顔が余韻として残った。

海沿いにいくつものカーブとトンネルを繰り返す。そうしてひらける海辺の景色にみんな歓声をあげていた。

ついに峠道に入った。
まとわりつくような蒸し暑さに、汗がポタポタと落ちてくる。
いままでスピードには多少差があったけれども、ここにきてついてけないメンバーが出てくる。
体力差もあるけれども、乗り方の姿勢も少し影響あり。

意外とちからが少ない女の子のほうがキレイなフォームで走っていたりする。
走っては休憩し、走っては休憩。
という流れを繰り返してやっとこさ峠に辿り着いた。

どちらかというと安堵感がみんなの気持ちとしてうまれていたかな。
峠を少し下ったところでご褒美のジュースで乾杯して、そしてそこからまた一気に下る。
子どもたちを前に走らせながら、下のフォームについて説明して走らせる。
子どもたちも楽しそうに下っていた。

尾鷲に入るタイミングで彼を先頭にして走らせる。
重圧があったかぎこちない。
そしてまわりも登りで集中力をつかいきったのか、もうフラフラ。

なんとかかんとかという感じだった。
今日はこの旅ではじめて他の方のおうちに泊まらせていただく。
子どもたちに提案してお花を買っていくことにした。

お花屋さんの仕事もそうだけれど、お花ってこんな高いんだ・・・とショックを受けていた子どもたちにウケた。
くーさんのお家に無事たどりつき、お風呂にも入れて、洗濯までさせていただけた、ごはんはおさしみや生節と地元のものをたかくさん作っていただいた。
なんとしあわせな夜。

明日は休養日として過ごすことになった。
川に行って遊ぶらしい。
子どもたちは屋外ということもあるのか、重圧からはなたれたこともあるのか、ふわんとしている印象。

案の定、夜のミーティングはグッダグダで時間ばかりが進んでいくような感じだった。

夜はわたるさんにこれまでの旅の報告、昨年からのことを話しながらアドバイスをいただく。
昨年よりも余裕が出たようで、また彼の考えの中から自分が見えてなかったものがたくさん見えた。

5日目終了。ここまでのこともある、もっとこうしておけばということ。
けれども大切なことは気づいたいまからどうしてやっていくか。
明日からまた次のギアにいれていこうと思う。

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