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【DAY3】自分のためが誰かのため。 誰かのためが自分のため。

MOUNTAIN BIKE JOURNEY 2020夏
【DAY3】
引田→徳島市→羽ノ浦
62.9km


えぇ昨日テントに入ってもう動けなくて一文字も書けなかったので朝、ソッコーで
テントを片付けて子どもたちが準備しているその横でこれを書いています。

昨日よりか少し遅くなったけれど、自分で起きて仲間たちを起こす◯◯。
こういうのはほんとに得意不得意という感じで、今年も朝が得意な子が
まわりを起こすのが定着してきている。

自分で責任を持つところ、チームとして支え合うところ、僕はすべてが揃っている必要はないと思っています。どんな人にも、得意不得意があるし、それをこうして補い合うい高めていくことがチームである意味だと思うからです。

朝ごはん、ミーティングを終え走りはじめ、徳島に入ったところで大学生のYUTAが合流。彼とはお世話になってるRINDOWBIKEさんで数回会ったことあるだけなのだけ。一緒に走りたいと連絡をしてきて、僕もこういうゲストが子どもたちにどう影響してくるかなと半信半疑な気持ちだったけれど、僕が大きな心を持つべきだと思い、「いいよ!おいで!」と返事を出した。

ちょうど徳島県に入る県境でYUTAがいた。挨拶させようかとも思ったけれど、チームをそのまま走らせて前から3番目にYUTAをそのまま入れた。
そうしてはじめの休憩のタイミングで改めて自己紹介。たくましいけどやわらかな彼の雰囲気に子どもたちもすぐに打ち解けていっているようだ。彼が持ってきたキンキンに冷えたこんにゃくゼリーを食べた◯◯が「こんなに美味いものがあるのか!」とビックリしていてみんなで爆笑。


今日は2度ほど心臓をギュッとつかまれるような体験をした。
1度目は大きな高架を走っているときに、とつぜん◯◯がフワッと車道側に出てしまった。カバーに走るも、もしあのとき車が来ていたらどうなっていたか分からない。ラッキーだったとしか言いようがない。

ボーッとしていたり、それから左側の縁石にぶつかってその反動で飛び出してしまったり、前を避けようとして起きたり、いろんなことが原因でこういったことは起こる。荷物を積んだ自転車は重さがあるのでなかなかハンドルが振れてしまったときのふんばりが効かないのだ。

いくら経験を積んでも子どもたちの動きのすべてをカバーすることはできない。
後ろ姿から予兆を感じて先に動くか、それとも彼ら自身の意識にそれを根づかせていくか。


夜のミーティングで、走行中に怖い思いをした◯◯も一緒に話しながら、その思いをしたらきっと大丈夫。明日からは気をつけていこうと伝えた。

徳島では僕のお友だちがたくさんサポートしてくださった。
スタジオATTICのめぐみさんにお水やトイレを使わせてもらい、ウッドアイビスの新居さんからは野菜がじゅうぶんにとれない子どもたちのためにグリーンスムージー。銀座一福さんではラーメンを食べる子どもたちにギョウザの差し入れ。それから大学生のころバイト先でお世話になった深田さんが子どもたちのためにとお小遣いを持ってきてくださった。そして瀬戸ちゃんからは電話でラジオ生出演のプレゼント。子どもたちはドキドキしながら自分のことを話していた。


夜のミーティングでもその話が出ていた。優しい人がいっぱいだね。
こういうときに必ず話すのが、それはもちろん僕がお世話になった方々なんだけれども、彼らが応援したいと思ってくださるのは、みんながこのチャレンジをしようと思ったこと、それからそのがんばる姿から来ているんだよということ。
必要なことを助け合うこともそう、自分ががんばることもそう。


人とつながるという、自分ごとのような言葉も、それだけではなくて
自分がやっていること、思うことは人にも伝わっているんだと思う。
そこはこの旅のなかでみんなにも少しだけ感じてもらえればいいなと思う。

自分のためが誰かのため。
誰かのためが自分のため。
これはいつもセットなのだということ。

今日のキャンプ場所は、子どもたちが地図で見つけた(まだまだ誘導尋問のようになってしまっているけれど)川の橋の下を目がけて走った。大きな斜面は荷物を積んだ自転車でどう降りていくのかを一緒にやって、それからテントをたててみんなで水の流れが行き止まりになっているところでお風呂。

よくもまああれだけ走ったのに遊べるなというくらい遊んでいる子どもたち。ほのかはそこに加わってみんなと遊ぶのを僕は見る。
あのお風呂が今日のいちばん思い出になった子もいた。彼は少し自分をひっこめるような、人の動きをしずかに見ているようなところがあるから、自分をさらけ出してはしゃいでいる彼の姿を見られてよかった。大丈夫。ぼくたちはいいチームになる。


最後に、夜に更新すべきものできなく失礼しました。
メンバーの親御さんみなさんやきもきした夜を過ごされていたと思います。
寝落ちはほんと旅とは別の戦いなのだ。今日は負けないように。

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