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いつも綺麗な「私」でいたい


メディアの痩せるべきという発信


モデルとか女優さんとか、驚くほど低体重の方々かいらっしゃいます。

体質もありますし、非情な言い方をすれば、「痩せていること」がお仕事なのです。

痩せて美しいこと(もちろん、この条件に合致しなくても、素晴らしい女優さん、プラスサイズモデルの方々もいます)を求められる世界でしょう。

痩せすぎたモデルの方が、「過剰に痩せることの引き金」になるからと。BMI18以下のモデルは採用しないというブランドも多いようです。

しかし、メデイアを見渡すと、痩せることが幸せ、太っていることは不幸をいう発信を常に続けているような気もします。

そういうニュースに触れると、じれた気持ちになってすぐにダイエットを始めたくなる気持ちは分かります。

私自身も未だにそうです。

けれど、あなたは太っていることで何か不利益を得たことがありますか?

もちろん、あきらかな肥満で、血圧や血液検査に問題がある方は、医師の指導のもと痩せる必要があるでしょう。

でも、例えば理想体重から数キロだけ重いとか、そもそも標準体重の方が、「どうしても痩せたい」理由は何でしょう?

綺麗になりたい?

綺麗に服を着こなしたい?

試着をしてみよう


私もそうでしたが、太っていた頃は服の試着をせず、多分これなら入るだろうというものを買って済ましてました。

もしくは、サイズ展開の多い通販やメンズのものを適当に選んでいました。

今は大きなサイズにも可愛いデザインのものがありますが、着たい服がサイズがM、もしくはLと言うとき、誰にも指摘されないのにとても恥ずかしい思いを感じていました。

私は過去数回ダイエットをして、かなり体重が落ちても服の試着が出来ませんでした。

去年の1月、やっと今と同じ体重の60キロになったとき、着ていたパンツやスカートがベルトをしないと自然と落ちてしまうようになって、服を買いに行きました。

いつもは一人で行くのですが、とてもおしゃれで、「私の理想の外見」を持った友人にお願いしてついてきてもらったのです。

そこではじめて知ったのですが、おしゃれなひとと言うのは1000円のシャツでもきちんと試着するのです。

そうして、肩の落ち感、袖の長さ、着丈など、同じ服をいくつもサイズを用意し、鏡で確認してからベストなものを購入していました。

私も勧められるまま、いくつか服を試着しましたが、私が選んだXLはとても太って見えて、デザインによってはMが一番痩せて見える、このデザインはLのほうがいいと、そういうことを知りました。

60キロでMが入るの?と思っていましたし、

「そのデザインならぴったりな方が可愛い」

という友人に言われて、私はMサイズの服を買ったのです。

今でもその服は着れています。

姿勢はかえられる

私は10歳のころ、身長158.5センチになりました。

今のお子さんならこのくらいの身長の方もいらっしゃるでしょうが、昭和の時代は珍しく、「デカい」と言われ、私は恥ずかしさで猫背になりました。

中学生になり、同級生の背が伸びてきて、ついに私の身長を超す子もいたのですが、根付いた「デカい」と言われたことは忘れられなくて、猫背は治りせんでした。

猫背は見た目が美しくありません。

なんとなく、性格も卑屈になります。

また、肩こりや腰痛の原因にもなります。

私自身はひどい肩こりでなんと検査入院したこともあります。

肩こりで入院って予想外でしたが、あまりにひどい肩こりで別の深刻な病気を疑われたのでした。

また、内臓を圧迫して代謝が落ちたり、骨盤が倒れた状態で歩くのできちんと歩けず結果筋肉が落ちて、そうして太るのです。

痩せたいなら姿勢を意識するだけでもしかしたらかなり印象が変わるかもしれません。

骨格診断

実は私はサロンなどで骨格診断をしたことがないのですが、YouTubeやネット、本などで勉強して、骨格ナチュラルなのではないかと気づきました。

それまで私の好みは、どちらかと言うと骨格ウェーブの体型のひとが似合う服ばかりでした。

服屋さんに行って、骨格ナチュラルのひとの似合う服を試着すると、驚くほど垢抜けて見えす。

基本的にオーバーサイズの服が似合う骨格ではありますが、デザインによってはジャストサイズでないと太って見えるものもあるのは勉強済みです。

似合う素材、似合うバックなども調べて、徐々に取り入れていくと、全く体重の変化はないのに、

「また痩せた?」

と聞かれることが増えました。

いつも綺麗な「私」でいたい


どうして痩せたいか。

それはやはり綺麗と思われたい、可愛いと言われたいというのが根本にあるのではないでしょうか?

そこに、病的でない肥満の方以外、「体重を落とす」ということは大きく関係していないと思います。

似合う服を妥協せず探して、姿勢良く、はつらつとしていた方が「綺麗」に見えると思うのは、もう古い考え方なのでしょうか?

実際に私自身がこのような思考でしたので気持ちはとても分かります。

でも、痩せること、体重を落とすことだけに必死になって、髪もぼさもさ、肌もガサガサでは、数字がいくら理想に届いても、それはあなたの望んだ「綺麗」ですか?

「痩せることと綺麗でいることは違う」

やはり私はそう思うのです。

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