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【コスパも精度も自信◎】従来の建機に取り付けるだけ、最新のICT機に進化するSmart Construction Retrofitをご紹介します。

こんにちは。
スマコンタイムズ編集部です!

2016年から国土交通省が取り組みを開始したi-Construction(アイ・コンストラクション)を皮切りに、建設業界にもICT(情報通信技術)化の波が押し寄せてきています。

近年の建設業界は、市場の需要に対して人材が圧倒的に足りておらず、既存作業員の高齢化も問題になっています。つまり建設業界は、「人手不足」や「業務効率の課題」など、慢性的な問題を抱えているといっても過言ではありません。

ただ、ICTを活用すれば、スマートフォンやタブレットでの工程管理や図面確認、カメラ映像を見ながら遠隔地からの作業指示が可能となり、業務をスピーディーに効率よく進めることが可能になります。その結果、従来と比べ少ない人員で高い生産性を実現し、コスト削減や工期の短縮につながることが期待されています。

このように、ICTの導入は業界トレンドという面はもちろん、「一人あたりの生産性向上」「高効率な作業へのシフト」など、建設業界の諸問題を解決する手法としても、大きな注目を集めています。

そこで、この記事では、ICT導入のメリットを紹介すると共に、主に資金面をフォーカスした導入障壁に着目。従来の建機に取り付けるだけで、最新のICT機に進化する「Smart Construction Retrofit」を中心に、高額になりがちな設備投資問題を解決する具体的な方法を紹介します。

4分ほどで読むことができます。ぜひ、最後までご覧ください。

ICT建機は働き方改革の 「救世主」。注目を一身に集めるICT建機の実力

建設現場にICTを導入するとどんなメリットがあるのか?

まず、ICT導入メリットについて解説します。
建築現場にICT導入することで得られるメリットは以下の通りです。

1.品質向上の期待
現場の作業記録をデータ化すれば、クラウド環境で管理・共有することが可能になり、必要な作業量の数値を正確に導き出せます。作業記録などをデータで残すこと自体がノウハウ(料理で例えると”レシピ”)となります。ノウハウを活用する環境を整えることで、作業現場の品質向上を実現することが可能になります。

2.作業効率が上がる
図面・写真などをICT化することで、いままでの建設現場の管理業務を劇的に変化させます。クラウド環境でデータを管理し作業員と共有するツールを導入するだけでも、データを活用する働き方を現場に導入することにつながります。例えば、データを使った作業の可視化により、いままでの作業手法を更に改善することができ、現場全体を通じた作業効率向上が期待されます。

3.労働環境の改善に役立つ
工事現場のICT化によって、作業効率の向上と労働時間の大幅な削減が可能になります。正確な作業量が算出できれば、無駄な作業や残業を減らすことが出来ます。ICTの活用により、作業効率を向上させるだけではなく、現場の作業員の業務負担を軽減することにもつながります。

4.人手不足の緩和につながる
事業主がICTを導入することのメリットは、作業現場がデータにより可視化されることです。これにより、作業員の作業時間の見える化、作業内容の見える化、そして作業指示の明確化など、現場全体を通じて旧来よりも精度の高い現場作業を実現することができます。現場がデジタルで見える化されることにより、長期的には労働環境の改善につながり、離職者の増加に歯止めをかける効果も期待できます。

事業主の方が導入する現場ICT化を通じて、現場作業員が自宅での報告書作成を行うなどの変化が生まれます。その変化こそが建設業界の働き方の当たり前を変えるきっかけになると考えられます。

作業効率の向上だけでなく
安全性や環境性能も高いICT建機

建設機械が活躍する現場では、建設機械と作業員の接触などによる事故が発生。これが、深刻な問題となっています。

安全性の向上

このような事故は、丁張り作業など切土や盛土を行う際、建設機械の近くで人員が作業を行うことに起因します。これが建機をICT化することで、3次元の設定データを元にして切土や盛土を行えるようになり、危険な丁張り作業などを削減できます。建設機械の近くで作業する人員を減らすだけでも、安全性を大幅に向上させることができます。

環境への配慮

ICT建機の導入は、作業精度と安全な作業に寄与するだけでなく、環境への配慮にもつながります。図面や画像のデジタル化と、データ共有による建設機械の高効率化は施工の精度を高め、工事計画の変更を最小限にとどめます。小さな削減の積み重ね(建機の稼働時間を短くする。従業員の勤務時間が守られる、事務所の電気の使用量を効率化で減らす)が、建設現場全体を通すと大きな環境配慮につながると考えられます。つまり、現場でのICTの活用は、その結果、CO2の排出量を減らすことができ、環境への負荷を軽減することにつながるのです。

ICT建機の普及率

このように、様々な利益をもたらすICT建機ですが、未だ十分に普及しているとは言えませんのが実状です。

国土交通省のICT施工対応型建設機械の保有状況データによると、土工の主要3機種(バックホウ・ブルドーザー・ローラー) におけるICT施工対応型建設機械の保有状況は11%。特に、0.28㎥以上のバックホウは5%、0.28㎥未満のバックホウは1%と非常に低調な数字となっています。

国土交通省「2020年8月4日 i-Construction推進コンソーシアム 第6回企画委員会 資料-4」
資料より抜粋。

なぜICT建機の普及が進まないのか?

やはり、大きな要因としては、導入コストではないでしょうか。
国土交通省の資料によると、ICT施工を中小企業に普及させるための課題は費用面に関する不安感があるという回答が非常に多い結果となっていることがわかります。

ICT建機の普及
国土交通省「2020年8月4日 i-Construction推進コンソーシアム 第6回企画委員会 資料-4」
資料p.9より抜粋。

投資環境
「ICT建機」や「測定機器」が高額なため、中小規模工事での導入コストの投資に見合わないことや、工事での採算性に不安がある。

費用面
ICT施工に必要な機材の初期コストや建設機械が高い。

ICT施工への理解度不足や人材育成
企業役員・職員の理解不足。自社に3次元(データ)に係る人材がいない。

といった情報も掲載されています。

従来型建機を最新のICT建機にする
Smart Construction Retrofit

Smart Construction Retrofit

Smart Construction Retrofitとは、既存の老朽化した機械を修理し、精度や機能を新品同様に復元するだけでなく、最新技術・先進のICT技術・機能を後付けすることができるソリューションです。
高額なICT建機に買い替える必要がなく、低コストで既存建機をICT建機にアップデートできることが最大のメリットとして挙げられます。

EARTHBRAINでは、品質(クオリティ)を落とすことなく、安価にコスパよく提供することを前提に開発、提供を行なっています。

Smart Construction Retrofit導入のメリット
・新たな機器導入と比較して圧倒的な低コスト
・日々進歩する工事技術に歩調を合わせ、建機の高機能化/省力化が可能
・いつも使っている建機をそのままICT化できる

工事現場にICT革命をもたらす
Smart Construction Retrofitの特徴

圧倒的な低コスト、優れた使い勝手、他のSmart Constructionシリーズの連携を考慮しており、さまざまな建設現場で導入していただけるソリューションです。改めて、この製品の特徴3つをまとめていきます。

特徴1)圧倒的な低コストで導入が可能

一般的に、ICT建機は高額になりがち。コスト面への不安から、日本のDX拡充やICT化は世界の潮流から取り残されつつあります。

・どの程度の価格であれば、無理なく導入いただけるのか?
現場で必要な機能は、どのようなものか?
など多くの悩みを抱えています。

この業界の現場や関係者の方々のご要望を徹底的に調査し、入念なマーケティングに基づいて完成したのが「Smart Construction Retrofit」。
この製品のポイントの1つは、市場価格の1/10という圧倒的な低価格です。

通常製品の価格は、「開発費用」「流通コスト」をもとに設定されます。
しかし、Smart Construction Retrofitは逆思想。ユーザーである、事業者さまに導入いただきやすい価格をもとに開発企画。
性能面に関しても、現場で求められる「機能」・「精度」・「ユーザビリティ」を十分に盛り込んでいます。

特徴2)IT機器に不慣れでも直感的に扱えるUI/UX

昨今、基本性能と同じくらい、操作性(User Interface:UI)や使い勝手(User Experience:UX)は、機器を評価する大きな基準となっています。

Smart Construction RetrofitのUI/UXは、ゲームの開発を多数手掛けるベンダーと共同で進めており、可能な限り、直感的に操作できるような画面設計をしています。IT機器の操作に不慣れでも、ゲームのように画面を見れば理解できる。この思想を大切にして、使いやすさ(実用性)を大切にしています。

特徴3)現場を3D化し「見える化」させる
Smart Construction Dashboardとの連携

ICTはInformation and Communication Technology(情報通信技術)の略。
つまり、各機器で得た情報を、連携・共有することを目的にした概念で、ICT機器はクラウドや他の端末との連携を主目的にした機械といえます。

そのため、ICTにおいて複数の情報を一纏めにして表示する管理画面(ダッシュボード)の存在は非常に重要です。

Smart Constructionソリューションでは、このダッシュボードに力をいれており、ICT建機からのデータや、他のアプリとの連携などの情報を集約するハブとなるダッシュボード「Smart Construction Dashboard」を開発しました。もちろん、Smart Construction Retrofitは、このSmart Construction Dashboardとの連携できます。

Smart Construction Dashboardは、現場の3DデータをICT化された建機と連携させることで、工事の進捗を3Dで「見える化」するなど、様々な情報をひとつの画面に集約し、現場の工程管理を容易にすることが最大の特徴となっています。

このSmart Construction RetrofitとSmart Construction DashboardがICT施工の最初の一歩として最適なソリューションになると私たちは確信しています。ぜひ、デモやトライアルなどのご相談がございましたら、お気軽にお声がけください。

▶︎ 製品パンフレット:「Smart Construction Retrofit」
▶︎ 製品パンフレット:「Smart Construction Dashboard」


まとめ

Smart Construction Retrofit ができること
■圧倒的な低コストを実現
■世界中どのメーカーの建機にも設置可能
■i-Constructionに対応した、充実の機能と豊富な拡張性

建機のICT化は、生産性・安全性の向上、労働環境改善など非常に多くのメリットをもたらします。しかし、主に費用面がネックで、興味や必要性を感じつつも導入に踏み切れなかった建設業者様もいらっしゃるかもしれません。「Smart Construction Retrofit」は、ICT建機とそのダッシュボードに求められる機能はそのままに、全ての建設現場で導入しやすい価格設定を実現しています。

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「Smart Construction」は、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を作ることを目指しています。当社の「Smart Construction」に興味をお持ちの方は、ぜひ EARTHBRAIN までお問い合わせください。