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直して繋ぐしあわせ

鎌倉の情報デザイン会社、アースボイスプロジェクトです。弊社では、地域や企業等の動画制作、ロゴ、ウェブなどのデザイン〜情報戦略、ブランディングまで、物語を発掘し、「伝わる」情報作りのお手伝いをしています。
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こんにちは。
お家で過ごす時間が増えて、家の環境に目を向けるようになった方も多いのではないでしょうか。みなさんは、家具や道具が古くなったり壊れてしまった時、どうしますか?

我が家で使っている木製のポールハンガーの脚元がグラグラしていたのですが、先日とうとう傾いてしまい、使えなくなってしまいました。とりあえず分解して状況を確認すると、接合部の金具(ネジの受け)と木部の間にすきまができていました。修理するのは難しいかもと思いつつも、ダメなのはこの接合部だけで他の部分はまだまだ使えるし、もったいない。

子どもの幼稚園のバックや制服を、自分で片づけてもらうために買ったポールハンガー。どうにか直せないか、あれやこれや試行錯誤しました。 “家にあるもので直す”というミッションを自分に課していたので、たまたまあったクギで金具と木部の隙間を埋めるという乱暴さですが、(試行錯誤の結果です笑)とにかくいい感じにハマり、ネジもきっちり締まった。見事、真っ直ぐに立ちました。やったぁ!よかった。またこれから役立ってくれる、思い出も捨てずにすんだと思うと、うれしくて。そこで手をかけて直したことで更に「愛着」が増したことに気づきました。

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直すと言えば、日本の文化である、障子や畳は、張り替えて修復しながら使いますよね。直して使う文化が生活の中にあります。「リペア」は修理・補修・修繕や、回復、取り戻すことを意味しますが、「修理しながら長く大事に使うこと」として使われる言葉です。今の家の中で考えると、家具によく使われる言葉かなと思います。

家具は大きなものが多いですし、頻繁に買い替えできるものではないので、大切に長く使いたいと思っています。なので家具を買う時は一旦よく考えるようにしています。丈夫であるか?長く使えそうか?自分や買ったお店などでお手入れ、修理ができるか?手放す時に買い取ってもらえそうか? そのどれか1つ考えるだけでも、ゴミにしてしまうことは減らせると思います。

手をかけて直すことで更に「愛着」が増した。と言いましたが、他の誰かの手によって大切にされてきたことが感じられる物にも、同じく「愛着」がわくものです。自分が大切に使って、また誰かが大切に使ってくれる、そんなサイクルが繋がっていったら、使う人も物も環境も、しあわせなのではと思ったのでした。

飯浜@かまくら

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