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2024節分・立春・元旦新月

こんにちは。
セラピストの光翠です。

節分とは、二至二分の前日を指す言葉でした。
夏至や秋分、冬至の前日も、
中気を分ける日として節分と呼ばれていました。
物事の始まりを大切にする風潮として、
春分の前日だけ残ったと言われています。

2024年2月4日17時39分に、立春。
光の春、とも言われます。

冬至が陽転の始まりであるように、
立春は、冬から春へ転じ始めるとき。
この日から立夏(4/20頃)までが春とされています。


大寒でスタートした水瓶座は、
寒さを極め、冬を最も盛らせます。
何物をも覆い包む雪を重ね
凍え切ったそのピークに、
春の兆しを見つけるのです。

立春のサビアンを見てみましょう。

♒15度「フェンスの上にとまっている二羽のラブバード」
ドデカメモリーの蟹座が効いてか二羽です。
自己を認識するためには、他者が必要であるかのようです。
真理を極め切り高みの見物を楽しむときこそ、一人ではない。
ふたつあるゆえに、その間、距離、空間、が際立ち
更なる次元への余白すら残す余裕も感じられます。

ピークを超えれば、
♒16度「机に座っている偉大なビジネスマン」
獅子座の氣が混じり、さらに水瓶座としての成熟を促し始めます。
ビジネスで成功する独自の路線はありつつも、
獅子座の情熱や創造性、主観的な意識を取り込み始める、
やや葛藤と矛盾をはらむ度数です。

独立個人で立派に門を構えたその後、
次への成長は他者との関りからもたらされるようです。


これからの季節は氷の花が氷解し、
春告げ鳥を聴きながら余寒にあり、梅ごよみを数えていきます。

立春の太陽は日和見のラブバード。
どんな春になるのか、
この時のチャートから見ていきましょう。

20240204立春

6ハウスのステリウムから、
国民が日常的に不可欠で関わること、
食料、雇用、医療、保証、福祉、防衛、労働、などの分野に光が差し込み、国を挙げ意識的に取り組んでいく様子が伝わります。

飽きもせず繰り返されることで得られる安心や安定、
当たり前の日常、普通の生活、
その大いなる価値に気が付ていくでしょう。

チャリティーやボランティア、手弁当のことも
日本人らしい関りが進みそうです。
互いに支え合う日常が再び訪れるでしょう。


経験値を糧に、さらに細分化されていくかもしれませんが、
その都度の状況で対応できる柔軟性を持ち合わせていきたいですね。

現実的なことには、大いなる破壊と再生がもたらされ、
日々の暮らしが根底から変えられていく。
仕事や力の配分にも否応なく変化が訪れるでしょう。

冥王星は権威や陰謀、特権、圧力を意味します。
冥王星、火星、水星の塊が海王星と月によってやわらげられており、
深い部分での変化はゆっくりと実感していくのかもしれません。
希望的に見ていきましょう。


太陽は天王星と、月は土星と、緊張をはらむスクエアを形成。
国民は外圧から保守をとらえなおす、
その負荷から国体を受け止めていく試練が生じます。
そのため政府は、野党との激しい攻防を繰り広げる可能性。

日本国と私、の取り組みが
この国を改革していく鍵になるでしょう。

太陰太陽暦では、立春から初めての新月が元旦とみなします。
ここを新年の始まりとしても良いですし、
次の新月までの一か月の流れ、としてとらえても構いません。

ここからは新月のチャートを読んでまいりましょう。

旧暦元旦

旧暦元旦は、2024年2月10日8時ころです。
立春図とはうって変わり、惑星は東側に固まっています。

11ハウスと12ハウスにテーマがありますね。
現実的なことよりも、未知の問題に取り組んでいく。

非現実的なこととして隠されてきたこと。
密約、非公開、牢獄、などもキーワードです。
この世ではありえないようなことに、関わっていくでしょう。
それらが制度化したり、整えられたりする暗示も。
慈善事業にも取り組み、
福祉に至る萌芽を拾っていくことも考えられます。

労働組合や、立法などの法整備、人が集うような集会、
これらの活動が活発化します。
好戦的な状態を好み、権力的な要素がひっくり返る暗示。

日本において、日本人による、
デモやテロにより既存のモノからの脱却を図る、
そんな若々しい動きも感じます。

権威や肩書は、その人ではない、
平等意識が自然と身に着いた世代の活躍を、
願ってしまいたくなりますね。

全体のことを考え、自主的に動いていく。
11ハウスは水瓶座の本来の座です。
共同体が血縁を超え、繋がっていく。
その、村づくりのようなエンタメも盛んになるでしょう。


冬至から、陽の氣は確実に暦を押し進めてきています。
これから体を使っても動いていく時期。
溜まったものを追いだし、縁起の良いものを食べましょう。

福はうち。
あなたの幸福を祈って。


春分のころに、七十二候では
東風氷解(とうふうこおりをとく、はるかぜこおりをとく)
が伝えられております。
東風は「こち」とも言い
菅原道真が詠んだ俳句が有名です。

東風吹かば にほひをこせよ 梅の花
主なしとて 春を忘るな


大宰府に流される前に、大事にしていた梅の花に向けて詠んだとか。
自分がいなくても春を忘れず咲きなさい、香りなさい、
そんな慈しみの思いが、寂寞と共に伝わってくるようです。

そして、寂しさに耐えられず
梅は飛んで行ったという伝説の飛梅。
これほどの気持ちの交流がある花があること、
道真の慰めになったことでしょうね。


先月末に金沢兼六園を訪れました。
残雪の中、蝋梅と紅梅が小さなつぼみを震わせていました。

和らかな甘い香りが、
淡雪を解かす温もりになりますように。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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