一本のスプーンから3点のペンダントを作る
表題の通り、その経過をご説明いたします。
How toとか上からでウザいのでしょうから、ざっくりとした説明をするだけです。
サクッとお読みください。
※タイトル画像が切れてしまっているのでフルバージョンを添付いたしました
まずは分解する
全体図は上記画像を要参照です。
それを3ブロックに分解します。
上部:フィギュア部分
フィギュアっぽいを英語でFiguralと言います。
彫像っぽい物をsculptureと言います。
模型っぽいものはmodelと言います。
ニュアンスで掴んでください。
フィギュア部分をペンダントにします。
マルカンというチェーンを通す輪っかを通すためのリング部分のジョイントパーツをくっ付けます。
丸カンを直接くっ付ける場合もあります。
ぶっちゃけ、この辺はその時のノリです。
この時のわたしは、真鍮のジョイントパーツを使った方が色合いの違いでコントランスが作れるのでそうしました。
また、丸カンに関わらず、多関節にパーツを組むとトップに動きが出ます。
ノリでやって後悔することもあります。
つまりは経験がものをいう訳です。
このフィギュアっぽいものは素材が個性的なので、極力わたしが手を加えたりはしませんでした。
敢えて言うなら、燻を入れたことでフィギュアの印影がより強調されました。
これの判断も経験ですな。
柄の部分:リングペンダントに
元々は指にはめるものを”敢えて”ペンダントにしているところがミソです。
目的外使用の装飾品、あるいは装飾に使用されるものはよくあります。
腰にネルシャツを巻くとか。
肩羽織るジージャンとか。
ジージャンを羽織り続ける、あの謎のスタイリングにわたしは首をひねりますがわたしだけ?
あれは絶対残らないでしょう。
十年後の若者から笑われるんだろうなって、そう思いながら見ております。
ただ、「あの時はわたしも若くって(笑)」って言えちゃうぐらいになれたら、それはそれでカッコいいと思う。
「言うな!(怒)」って激昂する中年になったらアウトです。
話を戻しまして、上記に類するファッション上級者の余裕からなるもの、と言えなくもない。
リングペンダントはシンプルな物ほどこなれている感が出ます。
概ね、軽装によくマッチする傾向にあります。
目指せ、ファッションモンスター!
ホール部分:ドッグタグ的なトップに
ドッグタグはアーミーファッションでおなじみの札状のペンダントトップのことです。
元々は兵士が身元確認のために携帯するものです。
戦場では骸で見つかることもあります故。
なんなら一部がなくなって、など。
そうなると血液型や年恰好がわかると良いですよね。
ファッションとは時として、血なまぐさささえも吸収してしまうもの。
でも血の匂いはわたしは好みませんので、普通にドッグタグ”っぽい”だけです。
口に運ぶ箇所をボールと言いますが、それを平たくして丸カンをつけて、今回はベイル(チェーンを通すパーツで丸カンよりも装飾、または工夫された形状であるもの)を取り付けました。
平たくすると均すと反射面が広くなります。
敢えてそのままにしたりしますが、概ね刻印を入れたりします。
今回は子供っぽくしないことが隠しテーマだったので、装飾に真鍮のパーツの一部をロウ付けしました。
絵画は額装の際にはみ出た箇所を切り落とすこともあります。
そんな感じです。
これもテクニックの一つです。
まとめ
いかがでしたか。
偉そうに言いましたが、幾つも作っていけばその時その時で柔軟に対応できるようになります。
まだ偉そうなのでもう少し柔らかく言い直しますと、
どんな凡人でも反復学習すればできるようになる
わたしは凡人ですが、何度も何度もペンダントを作っているのでそれっぽく作れるようになったわけです。
センスなんて無くたって大丈夫!
プライドがないが故の賜物との意見もあり。
そんな訳で、これを機会にひとつよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?