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色々日記

 毎日投稿します! と言いながら日記書いてちゃあれなんだけど、今日は日記。

 今はどうかわからないが、昔は本の誤字脱字を出版社に伝えると謝礼をくれることがあった。巻末にあるそのような文言を子供らしく真に受けて一社に送って謝礼をもらったのに味を占め、本を読みたいという欲よりも、謝礼欲しさに何冊かの本を読み、誤字脱字を出版社に報告して駄賃をもらうことをしていた。嫌な子供である。
 昨日読書記録で紹介した「野ネズミとドングリ」でも、「これはこういう意味では?」というものがあって、昔のことを懐かしんで出版社に問い合わせをしてみた。今ははがきでなくてメールや問い合わせフォームである。かの本の出版社は東大出版会で、もとより謝礼は期待していなかったが、利益主義に走った一般の出版社よりも、このような問い合わせにきちんと対応してくれるのではと期待したのだ。
 その問い合わせが今日返ってきて、なんと出版会は著者にわざわざ照会して、著者直々に「これはこういう意味なので誤字ではない」という旨を丁寧に説明してくれたのを私宛に送ってきてくれたのだった。それを読んでみると、落ち着いて読めば著者の意図通り読めたのに、と思い、また謝礼欲しさに人のあら捜しをしていた過去の自分が蘇ってきたようで少し恥ずかしかった。しかし、著者の島田さん及び東大出版会がとても誠実であることがわかって、何が嬉しいのかよくわからないのになんだか嬉しかった。


 noteで、「ファラフェル」というひよこ豆のコロッケのレシピをよく読むので、近いうち絶対作りたいと思い、乾燥ひよこ豆を用意していた。「明日(今日)こそファラフェル日和!」と、昨日の昼間、ひよこ豆を水で戻していたのだけれど、それをうっかり煮てしまった。乾燥ひよこ豆を準備しないとということだけは覚えていて、乾燥ひよこ豆を戻して、そのままフードプロセッサーにかけることはちゃんと読めていなかったのだ。なんたるドジっ子。とりあえず今日はそのままコロッケにするよ。一個二個、試しに揚げてみたのだけれど衣がポロポロ取れてしまったので、普通のコロッケのようにちゃんと卵→パン粉ってつけなきゃかなあ。

 今日の夕ご飯はファラフェルとボルシチの予定。異国情緒あふれる組み合わせだけど、ルーツとなる場所は全然違うなあ。


 今日は、子供が夏休みに入る前にと、都心の金融機関に行ってきたのだが、都心にあった廃業したホテルの建物がまだそのままだったり、私がその辺りで働いていた頃に廃業したようなキャバレーの建物さえまだそのままだったりしていて妙な感慨があった。雑居ビルの小さな一角などは店の名前が変わりつつも飲食店が入っているのに、大きな土地は、別の企業体が買って運用するには地価が高すぎ、また人が期待以上に来ないので投資価値がないからと買い手がつかないのだろうか。空洞化は過疎地域よりむしろ都心から起こるのかもしれない、なんてことをしたり顔で考えたのであった。

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