![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98854569/rectangle_large_type_2_3ed4c1abecd9c1802d09b5e415fd2960.png?width=1200)
Photo by
sis_life
転びバテレン芳一
ホチウスはキリスト禁教下の日本に密航してきた宣教師であった。捕らえられ、自分の耳を切られても、棄教するとは言わなかった。しかし、お前が棄教しなければ、囚人の少女の耳を切る、と告げられると、激しく動揺した。「明日もう一度訊く」役人はそう行って去った。#耳なし芳一 #140字小説
— 耳なし芳一bot (@bot78741637) March 28, 2022
見ず知らずの少女を耳切りから救うために神の教えを棄てたホチウスは、芳一と名を改め、幕府から小さな屋敷と日本人の嫁を与えられ、ぼんやりと日を過ごしていた。春、花見に出かけた芳一は、花見をしていた奉行の妻妾達の中に、あの少女の姿を見いだした。芳一は騙されたのだ。#耳なし芳一
— 耳なし芳一bot (@bot78741637) December 31, 2022
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?