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非日常で感じた懐かしい感覚たち②

続きです。

「怖い」という感覚は
夜の暗闇に晒されにくい環境下では
なかなか薄れがちだという話をしました。

「グランピング」という特性上
テレビなどの電子音から離れて
波の音をずっと聴いていたのも
新鮮な感覚でした。

波の音というと
爽やかなイメージなのですが
この時が風が強く海がシケていて
テントのビニール越しに
すぐ海があるので
かなり「うるさい」と呼べるレベルでした。

彼氏はそのあまりのうるささに
あまり眠れなかったようです。

私はそこまでではないものの
夜中に一度起きた時は
なかなか寝つけませんでした。

私たちが東日本大地震の
津波を経験していたなら
もっと眠れなかったのではないかとすら
思います。

次の朝早くに目が覚め
彼氏はグリルでパンを焼いていました。

普段は夜型で昼くらいにしか
起きない二人ですから
チェックアウト10時は
内心「早いよ」と思っていたのですが

こんな非日常の宿に泊まると
早起きがしたくなるものなのですね。

ここ最近「寝てるのがもったいない」
と思うこともありませんでしたし
睡眠の重要性を知れば知るほど
睡眠に勝る娯楽はないなと
思っていたのです。

誰かに早起きを強要されたわけでもなく
おそらくチェックアウトが
もうちょっと遅くても
早く起き始めてたのかもしれません。

昨日BBQで腹一杯食べたはずなのに
海沿いで食べる朝食がおいしいのです。

朝食ってまだ体が起きてなくて
そんなに美味しく感じないのに
なぜ宿に泊まると
こんなに食欲が出てくるのでしょうね。

出発後もいつもよりも
体感が2〜3時間早い感覚にいちいち
「まだ12時なんてなんだか得した気分だね」
と喜んでいました。
これが「早起きは三文の徳」です。笑

そこから車をさらに西に飛ばし
教会巡りをしていました。

行けない距離じゃないものの
意外と行かないその島に
なかなか街中では観られない
異国感のある建造物に
私たちは心を躍らせていました。

つづく

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