誕生日に
1週間前、金木犀が咲いた朝、私は37回目の誕生日を迎えた。
毎年神社へ参拝したり整体に行って身体のメンテナンスをしたりして過ごすのだが
今年は生後10ヶ月の次男がいるし
幼稚園が半日保育だったので
家で片付けと掃除をして過ごした。
長男は林間学校で不在だったし
主人も帰宅が遅かったので
お祝いは翌日に持ち越された。
翌日は四女の幼稚園の運動会、
長女は駅伝大会があった。
四女、長男、長女はそれぞれドラマを抱えて帰ってきた。
もちろん夕食の話題は子どもたちの話でもちきりだ。
主人が私のために鯛のカルパッチョ、アクアパッツァ、パスタなど用意してくれたが
それらはまるで子どもたちの今日の行いを労ってのことにさえ見えた。
多少いじけた気持ちもあったのだが
食卓で子どもたちが今日の出来事を
興奮気味に話している様子を見ているうちに吹き飛んだ。
これからはこういう生き方でいこう。
存在を主張することはなく
いてもいないかのようで
主役を引き立てる
そんな存在の人、
そんな仕事ができる人を目指そう。
私の誕生日から1週間
金木犀は甘い香りを漂わせ
誕生日の余韻を感じさせ続けてくれた。
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