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第4章 人類最後の世紀?

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人類は、「存亡リスク」に直面しているようです。すなわち、我々の長期的な可能性をを自ら破壊する可能性があるということです。存亡リスクがなぜ道徳的な優先事項なのか、そしてこの重要事項…
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「決定的考慮事項と賢い寄付」

2014年7月9日、ニック・ボストロームはオックスフォード大学オール・ソウルス・カレッジの効…

人類最後の世紀?

この章では、存亡リスクを取り上げよう。存亡リスクとは、人類の長期的な潜在的可能性の破壊を…

存亡リスクを減らす取り組みを支持する議論

1939年、アインシュタインはルーズベルト宛に次の手紙を書いた。1 「大量のウランに核連鎖反…

『Precipice』 第二章 【存亡リスク】

日本語版、Introduction to Effective Altruismの日本語教材の一部として、著者に特別に許可を…

限界インパクト

要約時間や資金を投資することによる限界インパクトとは、特定の投資が生みだした追加のインパ…

国際的問題をその予想される影響の観点から比較する枠組み

あなたが次のことについて迷っているとしましょう。自分は発展途上国における健康について学…

気候変動(80,000 Hours)

気候変動によって人類は全滅してしまうのか世界の若者の半数以上は気候変動によって人類が滅亡するのではないかと不安を感じています。1 彼らは怒りや虚しさを感じ、そして何よりどんな未来が待ち構えているのか恐れているのです。2 気候変動は多くの人に関わる重大な問題です。今既に広がっている苦しみや不平等に加え、今後何世紀にもわたって影響を及ぼす数少ない問題だからです。私たちは将来の世代を守ることが道徳的優先事項であり、課題を優先する際の決定的考慮事項であるべきだと思っています。

なぜ専門家は人為的なパンデミックを恐れているのか — そして、そのような事態を阻止…

世界の国々が初めて生物兵器禁止条約(BWC)の規範とガイドラインに合意した数十年前の時点で…

『Precipice』 第五章 【未来に潜むリスク】

日本語版、Introduction to Effective Altruismの日本語教材の一部として、著者に特別に許可を…

具体的なバイオセキュリティプロジェクト(中には大きなものも)

ここで挙げるのは、長期主義的観点から見たバイオセキュリティープロジェクトのリストです。 …

バイオセキュリティには技術者や材料科学者が必要である

要約: バイオセキュリティの介入策の中には、物理システムの工学的な専門知識が不可欠なもの…