【試合評】 則本が証明した一流投手の条件。メンドーサの呪縛を解き放つウィーラー決勝弾でチームは単独1位へ~2016年4月8日○E5-3F

新生楽天、単独1位へ

楽天がタフな2時間55分のゲームを粘り勝ち。同日、ゲーム差0.5で単独1位に立っていたマリーンズがライオンズに敗れたため、イーグルスが今季初の単独首位へ浮上した。

チーム成績を7勝3敗1分の貯金4。コボスタ成績を4勝2敗になった。楽天が貯金を4個以上作ったのは、最下位に沈んだ過去2年には1度もなく、初Vの2013年以来の快挙になっている。

序盤苦しんだ則本は中盤以降に調子を上げて、開幕3連勝。終わってみれば三振11個を奪う力投で3試合連続の二桁奪三振。開幕3連勝&3戦連続二桁奪三振は、プロ野球史上初の快記録にもなり、試合後、黄色の花束贈呈が実施されている。

両軍のスタメン

右膝痛の松井稼は今日もスタメンをはずれた。梨田監督の話によると、明後日ぐらいから代打なら出場できる見通しのようだ。藤田の代役で後藤が2試合連続スタメン。

日本ハム=1番・陽(中)、2番・中島卓(遊)、3番・田中賢(二)、4番・中田(一)、5番・近藤(指)、6番・レアード(三)、7番・谷口(右)、8番・大野(捕)、9番・西川(左)、先発・メンドーサ(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・聖澤(中)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(左)、5番・今江(三)、6番・茂木(遊)、7番・ゴームズ(指)、8番・後藤(二)、9番・嶋(捕)、先発・則本(右投)

序盤エースの危機を救った正捕手の好リード

ブルペンでは調子が良かったと言うが、やはり前回4月1日西武戦での140球の疲労もあったのか、序盤の則本は躍動感に欠けていた。あの支配的な投球は影を潜め、4回まで毎回ピンチの連続。本当にどうなることか?と思われた。

先手は日本ハム。1回表だった。

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