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FAの浅村、楽天移籍で人的補償どうする? プロテクト名簿28人を予想!

2018年11月21日──
来季以降に到来する2度目の悲願を語るうえで、球団発表のこの日は「忘れられない日」になるはずだ。

「変わろうとしている楽天のために」と、V球団から最下位球団へ異例のFA入団になった。

まさかありえないと、多くの野球好きが一笑に付した選択肢。
そのカードを引いた男気決断の背景には、石井GMの熱く愚直な説得と、前年まで西武に所属した渡辺直の影響力、岸の新天地での活躍などがあったことは、すでに知られている。

『東北再生』へ身を投じる決心をした浅村のことを思えば、これから発表するぼくのプロテクトリスト予想の判断基準は、思い入れや人情を一切抜きにして、過去や今ではなく「未来」にのみ目を向けるべきなのかもしれない。

しかし、実績組を持っていかれ、西武を利することもあってはならない。
昨年と今年、イーグルスの夢を打ち砕いたのは、ライオンズだったからだ。

今回そのはざまで悩むことになった。

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さて、今回のFAについて簡単におさらいしてみたい。

FA選手(浅村)の移籍にともない、古巣球団(西武)が移籍先球団(楽天)へ要求できる補償の内容は、FA選手(浅村)の格付けで異なってくる。

その格付けは、古巣球団(西武)の日本人選手年俸ランキングで決められ、Aランクは上位3位、Bランクは4~10位、Cランクは11位以下。
たとえばCランクは人的補償が発生しないなど、移籍先球団(楽天)との間で交わされる補償の内容が変わるのだ。

調べたところ、今季年俸2億1000万だった浅村は4番目で「Bランク」に該当した。
(上に中村、菊池、秋山)

Bランクの場合、西武は楽天に対して下記2方法の補償を求めることができる。

1:年俸の0.6倍の金銭(1億2600万)
2:年俸の0.4倍の金銭(8400万)+人的補償1名(※)
※・・・4200万ぶんの価値という見方もできる。

このとき、2番目の人的補償1名は、移籍先球団(楽天)が名簿に載せた28人以外から1名選ぶルールになっている。

その名簿の作り方もルールがある。

現在、イーグルスは去就が明確ではない外国人選手を除いて、ロースターは80名に迫る大所帯だ。

そこから、

◎外国人選手
◎今秋ドラフトで入団する新人選手
◎育成枠の選手

を除いた52人の中から楽天が28人をプロテクトすることになっている。
西武は漏れた24人の中から1人を選ぶ仕組みというわけだ。

本稿で予想するのは、その28名のプロテクトリスト。
今江、岸のときにも実施した恒例企画だ。

前回2回は野球専門メディア「ベースボールチャンネル」へ寄稿という形で実施したが、今回はnote/まぐまぐで実施、そして3番目にして最も悩んだかもしれない。

というわけで、今回予想したプロテクト28人を見ていただきたい。

下記一覧になります!!!

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