多くの楽天ファンが見逃している、今江敏晃の穴とは?!

FAで今江取った意味あるの?と感じている楽天ファンの皆様へ

梨田楽天の誤算。その第1号は、総額6億円の3年契約でFA入団した今江敏晃の不振になる。

そのつまずきは、久米島キャンプ直前に左ヒラメ筋炎を発症したことから始まった。

シーズン入っても古巣ロッテ戦の死球(あのときバットを叩きつけて怒りを露わにした今江。当時は古巣相手に闘志満々と思ったが、今から思えば本人の危険察知能力が重大事を察知しての行動だったのだろう)で4月15日に左尺骨骨挫傷で登録抹消。

5月3日には1軍復帰したが、開幕~怪我前には.281を記録した期間内打率は、復帰後は.246に落ち込み、遂に5月27日、1軍登録を外れる形になっている。

今シーズンの打撃成績は、31試合126打席118打数31安打。打率/出塁率/長打率は.263/.310/.288。長打は二塁打の3本のみ、打点も僅か8に止まる。OPSは.598とNPB平均を1割以上下回る。

もともと今江のOPSは2013年の.790を起点に.714、.695と年々減少傾向にあった。その流れの中での.598だが、落ち込み度が激しく、私もショックが大きい。

総額6億円という巨額契約に加え、人的補償でロッテに約1億円を支払う形になっている。多額の投資を回収できる見込みや期待感は、6月13日現時点では乏しく、早くもファンの間では、「FAで今江取るの意味なかったよ」「今江の穴なんてないんじゃね?」と言われているとか、いないとか。

本稿の読者の中にもそう感じているファンは多いはずだ。もちろん、私も感じている。

しかしである。「ある局面」における今江の穴は、歴然として存在している。

まずはこちらのグラフをご覧頂きたい。

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