20190330note試合表紙

【戦評】再始動楽天、花冷えの幕張で僅差逆転負け~3/30楽天●4-5ロッテ

気温10度以下の幕張で僅差逆転負け

開幕戦にふさわしく、パリーグの3カードはいずれも接戦。
最終的に中田のサヨナラ満塁ホームランで4点差ついた札幌も、延長10回まで同点だった。

気温10度以下と日中も気温上がらず、季節外れの冬将軍が戻った幕張も同様。

終始2点以内の僅差のなか、初回からスコアボードが頻繁に動き、両軍4本のホームランが飛び交うシーソーゲームになった。

先手はロッテ、初回に2番・加藤が右越えソロ。
翌2回、楽天にも5番・ウィーラーに一発が飛び出し、2ランで逆転に成功する。
しかし4回、岸が3番・中村に右越えソロを浴び、ゲームは振り出しに戻った。

2-2の同点で迎えた6回、両軍のスコアボードが大きく動く。

まずは楽天が相手先発・石川を攻略。
2安打1四球で2死満塁を作ると、7番・ブラッシュが石川をKOにみちびく2点打を放った。

4-2と勝ち越したが、その裏がまずかった。
継投が上手く機能せず、四番手・石橋が7番・レアードに逆転3ランを被弾。(楽4-5ロ)

1点を追いかける立場になった7回以降、ロッテの勝ちパターンの継投の前に三者凡退。
結局、初戦を惜敗で落とすかたちになった。

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・ウィーラー(三)、6番・銀次(一)、7番・ブラッシュ(指)、8番・嶋(捕)、9番・オコエ(右)、先発・岸(右投)

ロッテ=1番・藤原(中)、2番・加藤(右)、3番・中村(二)、4番・井上(一)、5番・角中(左)、6番・レアード(三)、7番・バルガス(指)、8番・田村(捕)、9番・藤岡(遊)、先発・石川(右投)


継投はまらず・・・

逆転を許した直接的な原因は、6回の継投作戦がはまらなかったこと。
しかし、その遠因は同点の5回にあった。

2本の被弾を浴びたとは言え、いつもどおりの投球にみえた先発・岸が負傷降板した。
アクシデントがなければ、球数少なくゲームを作っていただけに7回8回まで投げたはず。

岸よりも格の落ちる救援陣を早々に投入せざるをえなくなったところが「つまずきの第一歩」になった。

緊急登板した宋家豪はその回は抑えたものの、回またぎ続投の翌6回、1死後に3番・中村に左安を許した。

宋と中村の対決は、じつに14球勝負にもつれこんでいる。

3球目で1-2と早々にカウントを作ったところまでは上々。
しかし、昨年金森理論で打撃の才を開花させた敵軍打者に、ファウルで粘られること9球と、息つまる様相に陥った。

再三のチェンジアップを必死にくらいつかれているのに、、、

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