【2024前評】 高卒4年目覚醒なるか?! 楽天のドラフト戦略をも左右する入江大樹の成長スピード
入江大樹、高卒4年目
次世代ショートを担う大型内野手・入江大樹の成長。
この点も今年の楽天、今江新体制の見どころの1つと言えます。
大阪府堺市出身、福泉小~堺ビッグボーイズ~仙台育英高を経てプロ入りした21歳は、今年高卒4年目。大学に進んだ同級生が秋のドラフトでプロ入りしてくるタイミングに当たるわけです。
今秋ドラフトの最大注目選手は、明治大学の宗山塁(広陵高)です。
「早くから2024年の目玉と言われ続けているショートストップ」(西尾典文)
「遊撃手としては鳥谷敬以来の大物」(菊地高弘)
著名なドラフトライター2氏も口を揃えるドラ1候補。
もし昨年のドラフトで指名されてたとしても1位は確実だったと言われる垂涎の逸材です。
現在の楽天ショート事情は、昨年は村林一輝が台頭してUZR7.7の好値を記録しました。しかし、その下の世代が育っていません。
村林の下の世代が育ってない現状
村林より年下で遊撃適性のある内野手は、入江の他には永田颯太郎(24歳)、澤野聖悠(23歳)、ワォーターズ璃海ジュミル(19歳)の3人があげられます。
しかし、前2者は育成で課題も多く1軍戦力化は見通せません。ワォーターズは昨秋ドラフトで指名したばかりの高卒ルーキー、まだ海の物とも山の物ともつかぬ状況です。
昨年覚醒した村林も今年27歳になります。守備負担大のショートにおいて、三十路の壁は大きい。
坂本勇人、田中広輔、源田壮亮、今宮健太、30歳を目前にして守備指標を大きく落としている選手が多い先例を考えると、(今後数年は第一線で奮闘すると思うものの)村林にショートを長期にわたって任せるのは非現実的です。
楽天のドラフト戦略を左右する入江の成長スピード
ということを踏まえたときに、入江の成長が楽天のドラフト戦略を左右すると言っても過言ではないわけで。
もし今年入江が大きく成長したら、楽天はドラフトでフリーハンドを手にすることができる。
複数球団が競合覚悟で宗山に1位指名しにいくなか、イーグルスはたとえば・・・(続く)
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