【試合評】 美馬学に春が来た! 100球未満の完封は楽天投手5年8カ月ぶり~2016年3月30日○楽天イーグルス5-0ロッテ

【試合評】 美馬学に春が来た! 100球未満の完封は楽天投手5年8カ月ぶり~2016年3月30日○楽天イーグルス5-0ロッテ

美馬学のプロ初完封勝利

大敗から一夜。ロッテ2連戦の第2戦、先発・美馬がプロ初完封勝利。久々の快投を見せてくれた。

昨日の投壊&守乱ショックを払拭するテンポの良い投げっぷり。中盤以降、味方が小刻みに点を重ねてリードが5点になり、対するロッテのスコアボードには綺麗にゼロが並んでいき終盤を迎えた場面では、美馬の笑顔が目撃されるほど。近年の美馬と言えば、マウンド上では終始表情を崩さす、時節もどかしさを表情に出し、いらだつそぶりを見せる場面も多かった。あのような笑顔を見たのは、いったいいつ以来だろう?

相手の先発は高卒3年目の二木康太。昨年は2軍で26試合94回を投げて防御率3.45。ロッテが期待を寄せるブレイク候補だ。この登板がプロ初先発のマウンド。一般に初顔合わせは投手有利になる。打者は相手の球筋などの情報を白紙状態で臨むため、どうしてもアジャストするのに打席数が必要になり、攻略は難しくなる。

◎侍ジャパンは“初物に弱い”のか (Baseball Lab)

両軍のスタメン

17打席連続無安打。両リーグ17打席以上でヒットが出ていない唯一の選手、松井稼がスタメンを外れた。昨日、ウィーラーと交錯した時に少し足を痛めたとのことで、梨田監督は無理させず、本日はベンチ入りメンバーから外した。試合前の練習も別メニュー調整になったと言う。

その影響で開幕5戦目で初めて打順を変更。2番に茂木を上げ、銀次を3番に配置転換。6番には今季初先発出場の枡田を起用し、センター岡島、ライトはウィーラーの布陣。岡島の中堅先発起用は昨年9月22日ロッテ戦以来2度目。

楽天=1番・岡島(中)、2番・茂木(遊)、3番・銀次(一)、4番・ウィーラー(右)、5番・今江(三)、6番・枡田(左)、7番・ゴームズ(指)、8番・藤田(二)、9番・嶋(捕)、先発・美馬(右投)

ロッテ=1番・岡田(中)、2番・細谷(三)、3番・清田(右)、4番・デスパイネ(指)、5番・角中(左)、6番・井上(一)、7番・鈴木(遊)、8番・田村(捕)、9番・中村(二)、先発・二木(右投)

序盤は嫌な予感も、3回以降に潮目が変わった

本戦も序盤3回までの楽天攻撃陣の内容を見ていると、そんな気分にさせられた。

1番・岡島が安打と盗塁で二進しながら2塁牽制死で好機を潰した初回、2三振含む三者凡退に抑えられた2回、2本の安打で2死2,1塁の好機を作り、初対戦に強く第1打席すでにヒットをかっ飛ばしていた3番・銀次があっさり一ゴ凡退した3回。これらを見ていると、このままスーっと何事もなく責任投球回までいかれてしまうのでは? そんな不安が脳裏をよぎっていた。

一方の先発・美馬。序盤は心配な内容だった。1回は1死3塁、2回は1死2塁。いずれも1死から右打者にフェンス直撃長打を浴びた。ボール先行1-0から甘く入った投球を打ち返され、ピンチを背負っての投球。

風向きが変わったのは3回裏だ。9番から始まるロッテの攻撃を僅か6球で三者凡退に退けたことから、試合の趨勢が楽天有利に傾いていく。

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信州上田在住。楽天イーグルスを定点観測する野球好き。『プロ野球オール写真選手名鑑2021』楽天ページの製作に参加。野村ID野球に影響され、1球単位で記録つけながらのお茶の間観戦。データから楽天の魅力を探るブログ、有料メルマガやnoteの運営。好きが高じて野球専門媒体へコラム寄稿。