【試合評】攻守二刀流。自力CS消滅を阻止する背番号35の活躍。見かけ倒し安楽のストレート~2016年8月12日○楽天イーグルス4x-3日本ハム

熱戦を今シーズン6度目のサヨナラで制す!

満員御礼が出たkoboスタ宮城。スコアは3-3、延長戦に突入していた。

仙台よりも30分遅れてプレイボールになった幕張では3位・ロッテが2時間30分で首位ソフトバンクを零封。連勝を3に伸ばしていた。

もし今シーズン12度目のエキストライニングスを落とすようなことがあると昨年よりも12試合速く自力CS進出の可能性が消えてしまう瀬戸際(※)、その危機を救ったのは背番号35。攻守に渡る活躍で仙台に今季6度目のサヨナラ勝利をもたらしている。

(※・・・先日の試合評で自力CSに関する記述で誤りがございました)

楽天はチーム11安打。ウィーラーデーの主役4番は1安打に終わったが、島内、今江、銀次が昨今の好調を示すマルチ安打。初回にはペゲーロが有原撃ちの来日1号2ランを記録している。

これでチーム成績は4位、101試合44勝55敗2分の勝率.444とし、ゲーム差は1位・ソフトバンクと19.0、2位・日本ハムと16.0、3位・ロッテと12.0、5位・オリックスと3.5、6位・西武と4.0としている。

各種戦績は、後半戦10勝10敗の五分に戻し、8月成績は6勝4敗と白星先行、日本ハム戦の連敗を5で止めて4勝10敗、本拠地ファンの声援が後押しになるコボスタ戦績は25勝21敗1分に、3連戦を勝ち越すために大切なカードの初戦は20勝19敗とした。

両軍のスタメン

日本ハム=1番・西川(左)、2番・杉谷(右)、3番・大谷(指)、4番・中田(一)、5番・田中賢(二)、6番・陽(中)、7番・レアード(三)、8番・市川(捕)、9番・中島卓(遊)、先発・有原(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・今江(三)、3番・ペゲーロ(右)、4番・ウィーラー(左)、5番・茂木(遊)、6番・アマダー(指)、7番・銀次(一)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・安楽(右投)

島内宏明、攻守の好活躍

不振だったここ数年の鬱憤を晴らすかのように、今日もまた島内が好活躍をみせた。

まずは守備である。延長10回2死2,1塁、大野の中前フライヒット性の当たりをチャージし、球際でダイビングキャッチ。もし着弾していれば、2塁走者・田中賢が3塁を蹴って本塁生還、決定的な1点が相手側に入る恐れがあっただけに、チームを、マウンド上の松井裕を救うビッグプレーになった。

後半戦に入り、センターでの先発出場が増えている島内は、好守を良く見せている。7月23日ロッテ戦(○E6-5M)では4回2死2塁で中村のフェンス際ギリギリを襲った快飛球を背走、最後はフェンスに激突しながらもジャンプ一番でもぎ取るプレーもあった。8月9日ロッテ戦(○E4-2M)では1点差の8回1死無走者、井口の左中間フライヒットコースを帽子を飛ばしてダイビングキャッチ、これは皆さんもまだ記憶に新しいはずだ。

そして、今季3度目のドローゲームが見えてきそうな中、エキストライニングスに終止符を打った打撃である。

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